episode.12☃︎ ページ12
side 名前
深「最近ずっと一人で帰ってたの？」
「うん。帰る人もいないし」
深「じゃあこれから毎日一緒に帰ろ？」
「私部活あるし帰るの遅くなっちゃうよ。ゲームする時間減っちゃうじゃん」
深「ばかやろ。ゲームなんかより名前のが大切に決まってんでしょー？」
ねー？って
恥ずかしげもなく顔を覗き込んで
赤くなってしまう私を見て笑う
「もー、からかわないでよ〜」
深「だあってかあいいんだもん笑」
「またすぐ可愛いとか言う、」
深「思ってるんだもん。嫌？」
またずるい聞き方ばっかり
どこで学んできてるの？
「嫌じゃないけど…、」
深「素直じゃないねぇ笑 ま、そんなとこも好きだけど」
「辰哉の好きってなんか軽い」
深「はー？笑 本当に好きな子にしか言わないから！」
「それみんなに言ってるんじゃないの？」
深「言ってない！信じて！笑」
今でも辰哉が私のことを好きって言う度に
鼓動はしっかり早くなる
だってずっとずっと好きだった人が
今は私のことを好きでいてくれる
そんな幸せなことってほんとなくて
それに
辰哉といると、落ち着いてしまう自分がいる
深「手、繋ぎたい」
「………えー、」
深「あっはは！冗談！」
辰哉の好きに、今は応えてあげられない
自分の気持ちがどんどん、またふらふらしているのに気がついてしまったから
あれだけ辰哉が好き、って言って
次は翔太が好き、って言って
結局またうろついて
「……繋ぎたい？」
深「うん。」
「……私の事、思わせぶり、とか、裏で悪口言わない、？」
深「そんな事言うくらいなら最初から繋ぎたいなんて言わないよ。」
深「一応、名前の気持ち知ってる上でこんなこと言ってんだもん」
はい、っと開かれた右手
その白い綺麗な手に自分の左手を重ねる
恋人繋ぎじゃないのは
私たちが恋人じゃないから
深「そのピアス、翔太から？」
「あ、うん。」
深「似合ってんね。かあいい」
「ありがと笑」
深「でもやっぱ嫉妬しちゃうけどね〜」
素直に言葉で伝えてくれる辰哉は
きっと私に合ってるんだと思う
「辰哉と2連お揃いだよ？」
深「あはは！笑 じゃ、明日からゴールドのピアス、俺も2連にしてこよーっと笑」
ぎゅっと繋がれた手は
私の家に着くまで離されることはなかった
─────────
予想以上にﾊｰﾄが100超えるの早い(๑•﹏•)
1日に1回は更新したい予定です(._.)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わなべ(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞)💕楽しんでいただけて良かったです❕ (9月30日 1時) (
レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ - とても素敵な作品でした。交錯するそれぞれの恋心に、どんだけ涙を流したか。素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます。 (9月26日 14時) (レス) @page34 id: 319b643458 (このIDを非表示/違反報告)
わなべ(プロフ) - tomoさん» コメントありがとうございます*_ _)私好みの翔太くんなので心配でしたが楽しんでいただけて何よりですᙏ̤̫⑅*こちらこそ、ありがとうございました(ㅅ´ ˘ `) (2022年7月15日 16時) (レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
わなべ(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます*_ _)ご満足頂ける作品になって良かったです♪リクエストありがとうございます🖤 (2022年7月15日 16時) (レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
わなべ(プロフ) - uraranさん» コメントありがとうございます*_ _)こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました(*´ω｀*) (2022年7月15日 16時) (レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わなべ | 作成日時：2022年5月24日 0時
