episode.43☼ ページ43
side 名前
宮「あれ、翔太じゃない？」
照が辰哉の元へ行ってしまってすぐに
涼太の声と指の指す先には
バスで寝てたであろう
目がしょぼしょぼで機嫌の悪そうな翔太が歩いてた
宮「？ 行かないの？」
「………あ、ううん。行くよ？笑」
不思議と重い足取り
一瞬だけ、息が詰まった
辰哉のお守りをポッケにしまって
涼太と一緒に翔太の方へ向かう
辰哉はまだ女の子に絡まれてたし
全然話しかけれる雰囲気じゃないしね
「翔太」
私の声にだるそうにこっちを向く翔太と目が合えば
きゅるきゅるな目をいっぱいに開いた
渡「え、、、名前、？ 涼太一人で来るんじゃなかったの？」
「あれ、翔太に言ってなかったの？」
宮「名前こそ。俺は自分が行くことは伝えてたけど、」
宮「あー………サプラ〜イズ、って、ことで、？」
渡「「何それ笑」」
今でも出てくる言葉は全く一緒
翔太が何考えてるかもすぐに分かってしまう
渡「「ふっかのとこは行かなくていいの」？」
渡「え、お前やばきも、」
「翔太が単純なの！」
今翔太と話してる時間は
なんとなく辰哉との話には触れてほしくなかった
「あ、それよりね。はい、これ」
渡「え？シナモロール？」
「そ。お守り」
渡「そんな乙女みたいなことすんなよ」
「乙女だもん！？笑」
久しぶりに話したのに
久しぶりな感じはしなくて
でも心無しか
翔太に少し距離を置かれてる気がした
まぁ、お互い恋人はいるしね
渡「ふっかいいの？俺らもう体育館行かないとなんだけど」
ちらっと辰哉の方に目をやると
まだまだ女の子たちと楽しそうに話してる
本当に、私のこと好きなのかな、
「行けないもん、」
ポケットに入ってるお守りを握りしめて
作らなきゃ良かったな、って少しだけ後悔
渡「はぁ………、ちょっと待ってろ」
渡「ふっか。そろそろ行くよ」
深「えーもうー？はっや〜」
みんな応援よろしくね〜、って愛想良く手を振って
翔太に並んでこっちに歩いてきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
里香 - いつも楽しみにしています。流れ的に翔太くんオチかな…と読み始めから今も思ってます( ˆΟˆ )これからも頑張ってください！ (2022年3月24日 18時) (
レス) @page42 id: 856b0be645 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - ギリギリのコメント失礼致します。お話の流れ的には渡辺くんかと思いますが、私は深澤くんのオチが良いな〜なんて思ってます。いつも楽しく読ませていただいております！これからも頑張ってください…！ (2022年3月20日 11時) (レス) @page34 id: b672e2b8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新される度に楽しく読ませて頂いています。最後の落ちはしょっぴーと結ばれて欲しいな〜なんて思っています。だけど、ふっかさんのＶｅｒ．も見てみたいな〜とも思います (2022年3月20日 11時) (レス) @page34 id: 7ead7ebb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。翔太くんと結ばれて欲しいですが、辰哉くんも気になります！ (2022年3月20日 9時) (レス) @page34 id: 41cd5f7d01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - いつも楽しみに読ませていただいています！お話の雰囲気的に翔太くんなのかな…と思う気持ちはありますが、深澤くんと結ばれてほしいな！と思っています！ (2022年3月20日 9時) (レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わなべ | 作成日時：2022年3月7日 6時
