episode.37☼ ページ37
side 名前
『お疲れ様でしたー』
変わらない日常が続く中
また今日も部活が終わった
目「手伝いますよ」
ラ「僕も！」
向「あー！先取りなんてずるいわ！」
変わったことといえば
康二くんに告白されたことくらい
向『名前さん、好きです、ほんまに』
向『俺やダメですか？』
泣きそうになりながら言ってくれたのには申し訳なかったけど
私の心の中にいるのは康二くんじゃなかった
「3人とも、いつもありがと」
向「名前さんおらんくなったらマネージャーおらんよな？やばいよな？」
ラ「そうなったら康二くんがやればいいんじゃない？笑」
目「こんなやつがマネージャーだとやる気出ねぇ笑」
向「ひどない！？」
告白を断ってからも康二くん達は後片付けを手伝ってくれた
向「名前さんお疲れ様でしたー！」
目「おつかれっした」
ラ「お疲れ様でした！」
「みんなありがとー。また明日ね」
3人を見送って1人になってから
部室の鍵の点検やら何やらを済ませて玄関に向かうと
楽しそうに笑うバスケ部の声が聞こえる
少しだけ重くなる足取り
でも、嫌なわけじゃない
深「あ！名前！」
あなたに会えてしまうのが
苦しいくらい嬉しい
「遅くなっちゃった、笑」
深「ほんとだよ〜！こんな男たちといたら俺まで汗臭くなっちゃう」
『おい！笑』
『お前はもうすでに俺らの汗に蝕まれているぜ？』
深「うわぁ！そういうの言うな！！」
深「もー、行こっ！」
深「じゃあな貴様ら。俺はかあいい名前を連れて帰るぜ」
『顔でかいくせに調子乗んな〜』
賑やかな笑い声を背に
一緒に玄関をくぐる
深「今日はねぇ、俺大活躍だったんだよ！」
「そうなの？」
深「うん！もうね、バンバン点決めちゃった！」
「そうやって調子乗ってると頭とボール間違えられてドリブルされるよ？」
深「もー！名前までそんな事言わないで！笑」
当たり前のように繋がれた手
そういえば、もう1つ変わったことがある
"名前"と呼ばれるようになって1週間
私が彼を
「辰哉はお調子者だもん。」
"辰哉"と呼ぶようになって1週間
深「そんな俺のことも好きでしょ？」
「うん、好き」
辰哉と付き合ったことくらい、かな
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里香 - いつも楽しみにしています。流れ的に翔太くんオチかな…と読み始めから今も思ってます( ˆΟˆ )これからも頑張ってください！ (2022年3月24日 18時) (
レス) @page42 id: 856b0be645 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - ギリギリのコメント失礼致します。お話の流れ的には渡辺くんかと思いますが、私は深澤くんのオチが良いな〜なんて思ってます。いつも楽しく読ませていただいております！これからも頑張ってください…！ (2022年3月20日 11時) (レス) @page34 id: b672e2b8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新される度に楽しく読ませて頂いています。最後の落ちはしょっぴーと結ばれて欲しいな〜なんて思っています。だけど、ふっかさんのＶｅｒ．も見てみたいな〜とも思います (2022年3月20日 11時) (レス) @page34 id: 7ead7ebb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。翔太くんと結ばれて欲しいですが、辰哉くんも気になります！ (2022年3月20日 9時) (レス) @page34 id: 41cd5f7d01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - いつも楽しみに読ませていただいています！お話の雰囲気的に翔太くんなのかな…と思う気持ちはありますが、深澤くんと結ばれてほしいな！と思っています！ (2022年3月20日 9時) (レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わなべ | 作成日時：2022年3月7日 6時
