episode.48* ページ48
side 康二
向「そろそろ寝ます？」
「んー………」
今はまだ10時前
でもソファーに座りながら俺に寄りかかっている名前さんは眠そうにしていた
その無防備な姿にも、どんどん好きが増していく
向「なぁ、名前さん」
「んー？」
向「笑 もうすっぴんええの？笑」
呼びかけると真っ直ぐ見てくれる彼女が
さっきまであんなに恥ずかしがってたと思えへん
なんかもうほんまに可愛すぎて無理やわ
「んー、なんか康二くんならいいやって思えちゃうかも」
向「なんですかそれ笑」
「不思議〜、なんでだろうね？」
「………安心する、康二くんといると、」
prrrrrr……prrrrrr………
もう誰やねん幸せな時間壊したんは
その画面に浮かぶ文字は"岩本照"
なんでやろ、こんな時間に、俺に、？
向「名前さん寝室行っといてや？俺ちょっと電話しますわ」
「ん……、分かった、」
さっきどこで寝るかの話になった時
俺がほぼ無理矢理一緒に寝れることにしたけど
俺大丈夫なんかな、心臓もつやろか？
向「はい、もしもし？」
岩『あ、康二、遅くにわり。ちょっといい？』
向「ええですけど、なんですか？」
岩『あのさ、名前、知らない？』
え
なんで照くんの口から名前さんの名 前が出てくるん？
向「……なんでですか？」
岩『俺名前の兄ちゃんと友達なんだけど、喧嘩して名前が家出てったっきり帰ってこないし連絡もつかないって焦ってて』
岩『康二仲良いでしょ？なんか知ってないかなって』
仲良いでしょって
知ったような口聞くなや、とか先輩に思ってしまう自分も
全部名前さんが好きなせいやから
向「知ってますよ」
岩『え、まじ？』
向「今俺ん家におります。あと、スマホは家に忘れたって」
岩『あ、そうなんだ……。康二の家にいるの？』
向「部活終わりに俺の帰り道におって、簡単に事情聞いて、今日家に帰れなそうやったんで。明日はちゃんと学校行きますよ」
岩『……分かった、佐久間にも言っとく。名前のことよろしくな。明日は部活来なくていいってことも伝えといて』
"じゃ"と言われて照くんとの電話は終わった
照くん、あからさまにダメージ受けとったなぁ
そんなに名前さんのこと好きならはよ別れたらええのに
結局どっちつかずなんやろ、決められへんのやろ
…いつから俺、こんな性格悪くなってんねん、笑
名前さんのことになるとあかんなぁ、
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ぺなち - 翔太くんいじらしい笑笑 キャラ全員かっこいい！康二くん推し！ (2022年8月5日 15時) (
レス) id: 1e62b7e17f (このIDを非表示/違反報告)
るる - やばい、面白すぎる。 (2022年8月5日 15時) (レス) @page13 id: 1e62b7e17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わなべ | 作成日時：2022年2月6日 19時
