episode.19* ページ19
side 名前
アイスを食べ終えて
翔太と一緒に映画を見る時間
私はベットによりかかって
翔太はベットに寝転がっている
渡「早くー早くー」
「もー待ってよ」
中々始まらない映画に翔太くん駄々こねてます
渡「はーやーくっ。はーやーくっ」
「リズム良く頭叩かないで！笑」
翔太といられるこんな時間が1番楽しい
渡「お、やっと始まった」
「翔太くん良かったねぇ」
渡「ひゃあ〜」
たまに出る翔太くん5歳がすごく好き
いつもはあんなつんつんなのに
翔太が観たい映画だから私はあんまり興味なくて
何件も溜まっている辰哉くんの通知をどうしようかなって
ぼーっと辰哉くんとのLINEの画面を眺めている
渡「名前ー」
「うん？」
渡「俺といる時ぐらいはふっかのこと忘れて？一緒に映画観よ？」
珍しく甘々な翔太に
なんだかドキドキする
「うん、そうだね」
それも翔太なりの優しさなのかなって
ずっと私の頭をぽんぽんし続けてるその手に心地よくなっちゃって
だんだん眠くなってくる
渡「名前？眠い？」
「ん……、ちょっとだけ、」
渡「こっちおいで」
翔太に促されてベットに寝転がると
さっきよりも強い眠気が私を襲う
翔太はくっつかれるのが嫌かなって思ってなるべく壁側に寄って
壁に背を向けて翔太の方を向いて目を閉じた
なのに翔太はもぞもぞ私の方に寄ってきて
首元を指でくすぐってきた
「んんっ…、」
無意識に漏れた声
引かれちゃったかな、
渡「何、感じてんの？笑」
面白がってまた同じことをしてくる5歳児
「ちがっ…、ん、」
渡「笑笑 おやすみ」
「もー、いじわる」
渡「はいはい。チビは早く寝ろー」
「……おやすみ」
くるっとテレビの方を向いて私に背を向けた翔太の背中に
いつもはしないけどちょっとだけくっついた
思ったよりも暖かくて大きい背中
もしこれが辰哉くんなら、振り向いて抱きしめてくれるのかな、とか
またありもしないことを考えて悲しくなって
早く眠ってしまいたくてギュッと目を瞑った
渡「……あんま強がんなよ」
翔太のそんな声が聞こえたような気がして
私はすぐに意識を飛ばした
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ぺなち - 翔太くんいじらしい笑笑 キャラ全員かっこいい！康二くん推し！ (2022年8月5日 15時) (
レス) id: 1e62b7e17f (このIDを非表示/違反報告)
るる - やばい、面白すぎる。 (2022年8月5日 15時) (レス) @page13 id: 1e62b7e17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わなべ | 作成日時：2022年2月6日 19時
