【暗殺教室】いちばんぼし【赤羽業】 (ページ2)

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いつもと同じ天気、いつもと同じりゅうの部屋。

違うのは目の前でうなだれるりゅうくらいだろうか。

そろそろクラス替えのテストが行われる。

りゅうは今回自信がないらしい。

『頑張って〜あと３問。』

千「…………。」

『……寝たな。』

静かに寝息をたててる。

よっぽど頭をつかうんだね、勉強って。

……こういう発言は慎まないと。

こんな事言ってると出来る人はいいねっていわれちゃうし、

私は国語が苦手だ。
テストの方ではなく、根本的なほう。

コミュニケーションなんぞ必要な時に必要なぶんだけすれば十分なのに。

こればっかりは、誰に問ても答えはこないだろう。

千「ん………………悪い、寝てた。」

『いいよ、疲れてたんでしょ？』

髪を撫でながら、微笑む。

千「ありがとう。」

りゅうも微笑みながら頭を撫で返してくれる。

『んじゃ、勉強しよっか！』

千「えー!?」

この笑い合う空間が私は何よりも好き。