検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:43,176 hit

6 ページ30

「違うよ大ちゃん。」

いのちゃんはいったんカバンを置いといて、拗ねて俯いてる俺の肩を掴んで顔を覗き込んだ。

「俺も大ちゃんと一緒がいいよ?でも大ちゃんはみんなでワイワイするのが好きなんでしょ?そんな大ちゃんの楽しみを奪いたくないの。本当は俺も打ち上げ好きだし参加したいし、ね?でも今の状態じゃ打ち上げに行ったって何も食えなくて、ただの拷問じゃん」

えっ?
いのちゃん、そんな理由で…?


「一緒じゃなくても、大ちゃんには美味しいものいっぱい食べて、ずっと楽しく笑っててほしいの」


なんか、自分のすね方が幼稚過ぎて情けない…

「ちゃん…」いのちゃんの目線と合ったら、『ん?』って返事をくれた。

「…分かった。そのかわりさ、治ったら俺がご飯連れてってあげる!何がいい?今一番我慢しているもんとか」

「じゃあ、大ちゃんのフールコースで♪」

「…もう!すぐそっちに持ってくんじゃねえよ!!」


あはは、やっぱかわいい大ちゃん最高だぁって、俺めっちゃ怒鳴ったくせになぜかいのちゃんが嬉しそうに肩を揺らしてヘラヘラ笑いだした。それと同じタイミングで携帯の提示音が鳴って、「あっ、マネもうすぐ着くって、先に行くね」って、俺の頭をポンポンしてからリビングを出ていった。

さっきのディープキスといいちょっぴりチャラい口答えといい、なんか、いのちゃんが通常運転しすぎて、すげぇ悔しい。

昨日はあんなにナヨナヨしててかわいかったのに…!

俺の彼氏力、ようやく見せ場作られたのに…!

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , いのあり , 伊野尾慧   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yoku | 作成日時:2019年3月3日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。