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Aside
亮平「…お嬢様も、連れて行くの？」
北斗「嗚呼。どうしてもふっかさんが連れて来いと。大丈夫、今日は高地もいるし。」
亮平「ふっかも北斗も楽観すぎない？俺はすごく心配なんだけど。」
北斗「大丈夫だよ。屋敷から出るところを見られなきゃいいんだし。Aも車の中から出なきゃいいんだから。」
屋敷の広すぎるリビング。
私は静かに本を読んでいると、すぐそばで北斗と亮平が軽い言い合いをしていた。
……まあ、私に関することなんだけど。
私は本を閉じて、２人を見る。
亮平「だってもし、仮にその場所を警察に特定されていたら……」
北斗「その時は上手く誤魔化せばいいだろ？証拠隠滅作業、得意でしょ？」
亮平「それとこれとはわけが違うよ。」
優吾「…２人とも、まだ言ってたの？」
「優吾。おはよう」
優吾「おはようございます、お嬢様。」
そこへ、高地優吾がやってきた。
優吾は運転手でよく北斗や辰哉くんを“仕事場所”まで送っている。
たまに、私も行きたい場所にこっそりついて行ってもらってる。
亮平には内緒で。
だって、亮平は頭が固いんだもん。
「もう朝食終わりから初めてかれこれ２０分は経つよ。」
優吾「なるほど。」
亮平「高地もそっち側？」
優吾「俺はふっかさんや北斗を言われた場所まで送る仕事だから。」
北斗「いいじゃないあべべ。それに、“黒魔女様”がいていただかないと、信者もそろそろ暴れだすよ。」
亮平「……信者を出してくるのはズルいよ。」
北斗「仕方ないだろ？」
亮平「…わかったよ。…心配だけど、」
「亮平も一緒に行くんだからそんなに心配しなくても。」
亮平「そうですが、お嬢様…」
優吾「あーはいはい。また長くなりそう。早く車に乗って。ふっかさんもう“仕事場”で待ってるから」
北斗「はいよ。A、仮面忘れるなよ？」
「うん。」
私たちは、ようやく車に乗り込む。
屋敷には似つかわしい黒の少し大きめの車に乗り込む。
運転席には優吾、助手席に亮平、その後ろに北斗、隣に私。
慣れた手つきで優吾はエンジンをかけると、車は発車した。
「ねぇ北斗。今日、またお話聞くの？」
北斗「うん。聞くよ。」
「……めんどくさ、」
北斗「こら、そんなこと言わないの。」
思わず愚痴をこぼすと、北斗は笑いながら私の頭を撫でる。
私は軽い溜息をつくと、窓の外の視線をやった。
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ゆーり(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新待ってます！！ (2月3日 15時) (
レス) @page25 id: d33056d72c (このIDを非表示/違反報告)
にふらー__病み期突入(プロフ) - すのうHIINAさん» 悪女系大好きなんですよ(( こちらこそよろしくお願いします、!!!笑笑 (6月11日 0時) (レス) id: 0af72557f7 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 未優さん» ありがとうございます！！悪女読んでいただいてたんですね！！すごく嬉しいです！！みっちーは結構重要キャラなので、ぜひ注目していただけると嬉しいです！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 桐山ななみさん» ありがとうございます！！頑張って更新しますので、どうぞこれからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらー__病み期突入さん» 笑笑 そんなに読んでいただいてるんですか！！めちゃくちゃ光栄です！！すごく褒めて頂けて……めちゃくちゃ嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月29日 9時
