東京キラー・ラブ・サスペンス〜見せかけの虚像〜

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本部長「今回の事件。前回の事件と同様の手口が使われていたことから、連続殺人と思われる。」



本部長がそういうとの同時に、設置されたスクリーンに書類が映る。



本部長「傷口が前回の事件と似ていることや、事件現場が廃工場であったこと。まあ、関係性が高いのは一目瞭然だ。」



本部長はそういうと、書類をめくる。



本部長「…そして。前回の事件同様、とある宗教団体の関与が疑われている。」



スクリーンに一枚の紙が映る。



そこには、ドクロのマーク。



本部長「…この宗教団体は、名前や何を信仰しているのか、よくわかっていない。我々は、この団体を調べるのと同時にこの一連の事件の被害者の関係者を調べる！！」



「「「「はい！！！」」」」



本部長の言葉に、全員が返事をして立ち上がる。



俺たちは捜査一課へ戻る。



そこには、康二と目黒がホワイトボードを睨んでいた。



康二「あ、お帰りなさい。」



蓮「なにか進展は？」



涼太「さすがに、まだないよ。」



目黒は突き詰めた表情をする。



翔太「まあ目黒。そう焦るな。」



俺がそう言って目黒の肩を叩くと、ラウールが入ってきた。



ラウール「お二人とも。お疲れ様です。遺体の身元判明したそうです。」



康二「ホンマか！？」



ラウール「はい。被害者は野田雄二さん。３４歳。都内の会社でサラリーマンとして働く。独身でマンションに１人暮らしだとか。」



涼太「じゃあ被害者の方から失踪届は出てなくてもおかしくないな…両親は？」



ラウール「お二人ともすでに他界されてます。」



翔太「…宗教団体らしき人物とのかかわりは？」



ラウール「今のところなにも。」



翔太「……俺たちは目撃者と事件関係者を洗いなおそう。康二、目黒、俺は目撃者の聞き込み。舘とラウールは団体を調べてくれ。」



「「「「了解」」」」



俺は、ホワイトボードに張り付けられたドクロマークを見つめる。



康二「翔太くん！！行きますよ！！」



翔太「…おう」



俺は康二の後を追い、捜査一課を出た。




―――――


渡辺翔太
・捜査一課の刑事。絶対に諦めない性格。謎の宗教団体を追っている

宮舘涼太
・捜査一課の刑事。常に冷静で温厚な性格。翔太のサポート役

目黒蓮
・捜査一課の刑事。真っ直ぐな性格。たまに行きすぎてしまう

向井康二
・捜査一課の刑事。優しい性格。目黒のストッパー

ラウール
・捜査一課の刑事。冷静沈着な性格。情報エキスパートのプロ

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