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ジェシー「……長尾くん、」
謙杜「……嫌でも、考えちゃうんです。もしかしたら、このまま一生会えないんじゃないかって……もう二度と、あの笑顔が見えなくなっちゃうんじゃないかって……」
長尾くんは、涙をこらえて微笑んだ。
謙杜「……なんで、警察は、捜査を打ち切りになんか……もう少しで見つかるって……安心してくださいって……そう、確かに言ったのに……！！」
腹立たしげに、長尾くんはぎゅっと拳を握りしめる。
心なしか、声も震えている。
ジェシー「……長尾くん。俺たちは、絶対に見つける。そして、警察が世間に隠した、真実をかならず見つける。そのために、俺も慎太郎もこうやって探してるんだ。……だから、長尾くんも協力を惜しまないでほしい。あの子を、見つけるために。」
謙杜「……はい……ありがとうございます……涙」
長尾くんは、涙ながらに頷いた。
俺は、そんな長尾くんの表情を見て苦しくなった。
どうして、こんなにも若い子が、
こんなに苦しい思いをして生きているのだろうか。
慎太郎「今日、長尾くんどんな感じだった？」
思ったより聞き込みが長引いた慎太郎は、数時間前に帰った長尾くんに会えずじまいだった。
慎太郎はコーヒーを飲みながら、手帳をめくる。
ジェシー「……だいぶ精神的に参ってるみたい。でも、初めて会った時よりかは落ち着いてるよ。」
慎太郎「……ったく、警察もひでぇよな。」
慎太郎はため息を零す。
ジェシー「……」
慎太郎「警察が事件の捜査を打ち切りになんかしてなければ、……こんな風に苦しんでる人が減ったのに。」
ジェシー「……そのために俺たち新聞記者がいるんだろ？苦しんで足掻く人たちの声を世間に届かすのが俺らの仕事だ。」
慎太郎「……だな、」
俺の呟きに、慎太郎は頷く。
俺たちの仕事は、新聞記者。
普通の記者とは違い、長尾くんのような人たちを追ってその苦しみを届かせている。
俺の担当は、主に事件。
今は、１０年以上前に起こった事件について調べていた。
その事件を洗い出してみると、不可解なことばかりだった。
遺された家族が怒り苦しむのも無理もない。
慎太郎「……なぁ、この事件に関する噂、ほんとなのか？」
ジェシー「……わからない。でも、ただ一つ言えるのは、……確実にあの団体が関わっているってことだ。」
俺は書類に描かれたドクロを見つめて呟いた。
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ゆーり(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新待ってます！！ (2月3日 15時) (
レス) @page25 id: d33056d72c (このIDを非表示/違反報告)
にふらー__病み期突入(プロフ) - すのうHIINAさん» 悪女系大好きなんですよ(( こちらこそよろしくお願いします、!!!笑笑 (6月11日 0時) (レス) id: 0af72557f7 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 未優さん» ありがとうございます！！悪女読んでいただいてたんですね！！すごく嬉しいです！！みっちーは結構重要キャラなので、ぜひ注目していただけると嬉しいです！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 桐山ななみさん» ありがとうございます！！頑張って更新しますので、どうぞこれからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらー__病み期突入さん» 笑笑 そんなに読んでいただいてるんですか！！めちゃくちゃ光栄です！！すごく褒めて頂けて……めちゃくちゃ嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月29日 9時
