論破させないもんね。【青】 (ページ4)

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せページ4

ころんside

次の日の学校の授業は、あっという間に終わった。
...ほとんど聞いてなかったが。

だって緊張するもん！
放課後だよ？？

女の子とデートだよ？！
うわぁぁ無理無理……

先生「それでは速やかに帰るように。」

終わったぁぁぁ！

『ころん。今日私あんたの家行くから待ってて。』
こ「ｴｯA来るの？」
『駄目なの？』
こ「いや、別にぃ……」

それじゃまた後で、とAは鞄を持って教室を出ていった。
ねぇ、A家来るなんて聞いてない！

てっきり駅か、学校に集合すると思ってたのに……

母さんがなんて言うか……。

はぁ(遠い目)
今日が命日かもしれない。

先生「おいころん、さっさと帰れよ〜」

先生の声で気づく。
早く帰んないと、Aが家来ちゃうじゃん！

僕は飛ぶ勢いで階段を降り、家路を走った。

〇〇〇

こ「ﾊｧｯﾊｧｯた、だいまー」

息も切れ切れで家に着く。
良かった、まだAは来てない……

母「あんたそんな急いでどしたの〜？」
こ「あ、ちょっと出かけるから！」
母「クラスメートと？」
こ「隣の席の女の子！」

あっ……(察し)

鞄を置いたり、手を洗ってバタバタしていたら口が滑った。

予想通り後ろから母さんの「お、女の子？？デートするの！」という声が聞こえる。

その声を無視し、部屋に行き制服を脱ぎ捨て例の服に着替える。
リュックもしょって...

あ、中身確認しよ。

こ「スマホ、財布、時計……は手に付けるか、
財布お金あるかな……」

さとみくんの言った通り、僕のリュックにはほとんど何も入ってない。

財布には1万円入ってた。
足りる……だろう！

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

丁度よくインターホンが！！

僕はまたもや飛ぶ勢いで階段を駆け下りる

出ようとすると、既に母さんが！！
(インターホン押した人を中で見れるヤツ)

母「はーいなんでしょう？」
『あっ、私ころんさんのクラスメートですがころんさん居ます？』

ほとんど奪い取るようにして母さんの位置に立つ。

こ「ごめんごめん！今から行く！」

楽しんでねーという母さんの声を尻目にドアを開けた。

こ「ごめん！待っ……た？？」
『その間は何。
まぁ、今来たとこだし。』

Aは、白のブラウスに黒の上着

そして、なんとスカートを履いている。
ベージュのチェックが甘いガーリーな雰囲気を醸し出している。

『そんなに見つめてどうした。
あ、私の事可愛いって思った？？w』
こ「思うわけねーだろw」

ホントは似合ってるよ。
凄い可愛い……。