て ページ7
ななもり。side
な「紫森七斗です。
よろしくお願いします。」
俺・紫森七斗はみんなの前で自己紹介をした。
転校生だし。
普通通りの反応だったが、俺は1人の女子が気になった。
名札を見ると
「黒影A」
Aちゃんかぁ。
俺が名前を言った時、皆は普通だったけど
Aちゃんは何かが違う。
ちょうど隣の席になれて良かった。
Aちゃんは嫌そうだったけど。
毎日を過ごしていく中で、俺はAちゃんに惚れて行った。
いつもは無表情なのに、時折見せる謎めいた笑顔.....
その表情に俺はすっかり虜になってしまった。
そんなこんなである日。
俺と、仲良くしている？女子達の後を追うように、Aちゃんが教室を出ていった。
この2つの組み合わせは珍しい。
俺は興味本意で後をつけた。
女子は着くなりAちゃんに詰め寄る。
女子「あんたって、ホントにクズよねぇ。」
口を開いたと思えば「クズ」の連呼。
何なんだ？
女子「分からないの？
ななもりくんと隣になっておいて。」
『いや......それは担任が……』
女子「煩い」
体が一瞬で冷えきる。
俺の、せいなのか？
彼女が暗い顔をしていたのも、これのせいかもしれない……。
彼女なんかより、俺の方がよっぽど「クズ」だ。
女子「運動も出来なくて頭も悪いアンタ。秀才ななもりくん。
2人が釣り合うわけないじゃん。」
『ｯ……』
Aちゃんの顔が苦痛で歪む。
俺は今すぐその場から逃げ出したかった。
だけど、無理だ。
……Aちゃんは運動あんまり出来ないかもしれない。
でも、そこが可愛いんだよ。
お前らと違って。
女子「あら？
その顔は分かったのかしら？
金輪際、ななもりくんに近づかないように」
女子「せいぜい地べたを這っとけば」
女子「このクズが。」
あぁ。
Aちゃんの瞳から涙が溢れそうなところを見ると、話しかけない訳にはいかない。
な「あ.......」
その時、目がバッチリ合った。
Aちゃんはサッ、と逸らして歩く。
流石に盗聴って思われたかな……
な「ご、ごめん.....話してる声が聞こえて……」
彼女は黙って通り過ぎる。
Aちゃんが立ち去ってからは、俺の心は何か空っぽな気がした。
俺のせいで彼女は虐められた。
俺のせいで彼女はクズ、と罵られた。
全部俺のせいなんだよね....
こうなったら、俺が全ての罪を背負おう。
俺は、当たって砕けろ精神でAちゃんに告白した。俺が笑顔にしてあげようと思って。
返事は....
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不死身のプレゼントは要らない。 - 点Pさんの作品、いつも見させていただいてます！！ホントに大好きです！！応援してますので、頑張ってくださいね(*´ω｀*) (2022年1月30日 12時) (
レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
ありす。 - 凄い感動しました．．．良かったです。 (2021年9月16日 17時) (レス) id: 4e7c674b1f (このIDを非表示/違反報告)
スイカの種ジュース - お誕生日おめでとう！！誕生日プレゼントに高評価あげますね！ (2021年9月9日 18時) (レス) id: b19f2366c6 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ。(プロフ) - 点Ｐ様、誕生日おめでとうございます！点Ｐ様の作る作品が大好きです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2021年9月9日 10時) (レス) id: 4e6da2bb7a (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 桜あややさん» 注意ありがとうございます！つい忘れちゃうんです……お話いつも拝見させて貰ってます！ (2021年8月28日 22時) (レス) id: 19c9466b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年8月27日 20時
