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〜松本side〜
しまった・・そう思って身体を起こすと、バサリと自分にかかっていたものが落ちる。
それは翔さんにかけてあったはずの毛布で・・寝てるはずの彼はそこにいない。
「・・翔さん・・翔さん？？」
慌てて家の中を探すけどどこにもいない、赤い扉の部屋も青い扉の部屋も全部開けた。
お風呂もトイレも全部・・たどり着いた玄関に彼の靴が無いことに気づく。
「・・嘘だろ・・。」
愕然としながらも外へ飛び出した。
間違いない・・リーダーのところに行こうとしてるんだ、でも行けるはずがない。
だからその道筋をたどりながら必死で辺りを見回して前へ進む。
「翔さん！」
ようやく見つけた彼は虚ろな目でぼんやり俺を見上げた。
「・・あ・・潤・・。」
すっかり細くなった身体は大きな木の下にすっぽりとおさまって。
「帰ろう？」
慌てて上着を脱いでその身体を包むと・・その冷たさに申し訳なさでいっぱいになる。
「・・やだ・・智くん・・。」
「リーダーは大丈夫だよ、すぐ元気になるから。翔さんが元気で待っててくれないと心配するよ？」
軽々と持ち上げられてしまう身体、筋肉質で鍛え上げられてた頃とは別人のようで・・。
「・・帰んない・・智くんとこ行く・・。」
そうつぶやき続ける翔さんをソファーに運んで、部屋の暖房をつけて毛布に包んだけどなかなか落ち着いてくれなくてポロポロ涙が止まらずに息も乱れてる。
どうしよう・・先生呼ぼうか、でもこんな時間だし。ホットミルクでも・・薬はダメだよな。
「翔ちゃんどうした・・？寂しくなっちゃったの？大丈夫だよー。」
俺があたふたしてたらニノが起きてきて迷いなく翔さんのことを抱きしめた。
「つめた・・なんかあった・・？」
「・・ごめん・・俺がちょっと目離した隙に・・。」
事情を話したけどニノは俺を責めるような事は言わずに翔さんを優しくなだめる。
それがなんだか無性に悔しかった。
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嵐LOVE - 悲しいストーリーだけど面白いです。何度も、泣きました。 (2014年11月7日 21時) (
レス) id: e13c447faa (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - めっちゃ泣いちゃいました。 素敵なお話をありがとうございます♪ (2013年11月19日 15時) (レス) id: 0d6e3625df (このIDを非表示/違反報告)
三咲 - 何度か泣いてしまいました おもしろかったです (2013年10月12日 17時) (レス) id: 4048cdfcd9 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - a-yanさん» こちらこそ最後まで読んでいただいてありがとうございます＾＾。今後ともよかったら楽しんでいってやってください＾＾ (2013年6月11日 21時) (レス) id: 95442878e8 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 翔菜さん» ありがとうございます、今はリアル設定じゃないお話なのですが今後ともよかったらお楽しみくださいね＾＾ (2013年6月11日 21時) (レス) id: 95442878e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっこ
| 作者ホームページ：http://id9.fm-p.jp/401/ac98001/index.php?nocnt=1&prvw=eWRscnRhWmFLQlE3dUlTOU...
作成日時：2013年5月4日 14時
