10話 ページ49
マタロウ「はっ、はい!;」
マタロウも反射的に背筋を伸ばして敬礼した。
エンマ大王「通学ルートを使わない生徒は他にもいる…
奴らが宿主とする者は、1人とは限らない」
マタロウ「えっ…?」
エンマ大王に意味深なヒントに、マタロウは目を丸くする。
エンマ大王「よく考えてみるんだな」
貴方「ま、待って、!」
それだけ言い残して再びエマの中に戻ろうとするエンマ大王を、Aが引き留めた。
貴方「あ…あの……!」
エンマ大王「………」
エンマ大王は微笑を浮かべ、無言でAの頭を撫でる。
貴方「っ!」
Aの驚いた表情を満足げに見つめた後、オーラとなってエマの中に戻って行った。
エマ「…あれ…?私一体……」
ふと瞼を開け、きょとんするエマ。
フブキ「今のって…前にエマさんが言ってた、金髪さん…?」
ジンペイ「なんかAと知り合いっぽかったけど…」
チアキ「A、あの金髪とはどういう関係?」
ムッと眉間にシワを寄せてAに尋ねる。
貴方「………」
チアキ「…?A?」
貴方「えっ?!あ…いや、、なんでもないよ?;」
チアキ「なんで疑問形」
マタロウ「(通学路ルートを使わない生徒は他にもいる…
奴らが宿主とする者は一人とは限らない……)」
マタロウの耳がぴくぴくと動く。
マタロウ「…そうか!」
またしても何かおを閃いた様子。
ジンペイ「どうした?マタロウ」
マタロウ「…真犯人が分かりました」
・
・
夜___
YSPクラブ+マフィアメンバーは、
何かを閃いたマタロウの後に続いて薄暗い校舎の廊下を歩く。
と、Aがマタロウに尋ねる。
貴方「ナユちゃんをリモートコントロールしている真犯人が分かったって、本当?」
マタロウ「うん!」
マタロウは確信めいた表情でうなずき、立ち止まる。
マタロウ「宇宙人の本体は…この中にいる!」
マタロウが見上げた部室のネームプレートにはこう書かれてあった。
フブキ「天体観測部?」
A達は極力音を立てないように、扉をそっと開けて室内を覗き込む。
そこには、今朝Aとぶつかった女生徒の姿が。
女生徒は脚立の上に立ち、大きな望遠鏡を使って星々を観察していた。
ジンペイ「アイツが…?」
メラ「あれって、Aと蛇山が話しかけてた…」
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Kago - 流石っす!絵が上手いっす!!アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ!凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説?頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ!!!返信遅れてしまって大変申し訳ございません!!えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか!!?嬉しい!!是非描いて欲しいです!!よろしくお願いいたします!!(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか?! もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか? (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…!もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ!!笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年8月21日 13時