8話 ページ47
?「あのっ!」
貴方「?」
?「あなたって、噂の学園1の美少女、七々扇Aさんですよね?!
わたしあなたの大ファンなんです!
だから…えっと、友達になってくれませんか!?」
超食い気味に詰め寄ってくる女生徒に、流石のAも身を引く。
貴方「あ…わ、私で良ければいいけど…;」
?「やったぁ!
じゃあ早速ですけど、Aちゃんって呼んでもいいですか!?
いいですよね!嬉しいですっ♪」
勝手に喜んで自己解釈してしまう女生徒に、チアキの目が点と化した。
貴方「あ……う…うん…
あなたが良ければ気軽に呼んでもらって構わないけど…」
?「ありがとうございまぁ〜す!
じゃあわたしはこれで失礼しますっ!」
女生徒は超上機嫌で荷物を背負い、鼻歌を口遊みながら校門を潜り抜けていってしまった。
貴方「あ…あの子の名前聞くの忘れちゃった…」
チアキ「別にいいっしょ。もう会う事ないだろうし」
・
それからというもNビーコンには一行の反応も無く、ただただ時間が過ぎていくだけ。
コマ「見つからないね……」
フブキ「休んでる生徒の寮まで行ってチェックしたけど、反応無かったわ」
花壇のふちに腰かけてそう報告するフブキ。
メラ「生徒の中に居ねぇってなると…」
チアキ「教師の中にいる感じ?」
ノズチカ「かもな…」
貴方「先生も絶対にここを通って行きますよ?」
Aが3人の意見を否定しかけた所で、マタロウがハッ!と息を呑んだ。
マタロウ「そうか!」
貴方「?」
カッという音と共に、マタロウがスポットライトを浴びる。
マタロウ「コホンコホン…
これは実に粉っぽい……」
ハンカチを振って辺りに謎の粉をまき散らしながらわざとらしい咳を繰り返す。
コマ「こっ、これは名探偵コナッポインモード!;」
フブキ「なにか分かったの?」
マタロウ「全ての生徒が通学路を通る……
否⤴っ!バウワアァァァァッ!」←
目を細めたのち、思いきり仰け反ってぐいんと起き上がり、ポーズを決めた←
かと思えば素早く体勢を整えて説明し始めた。
マタロウ「生徒でありながら通学路を使わない人物が1人だけいる…
その人こそが宇宙人の正体!」
ジンペイ「え?!誰だ誰だ?!」
半ば身を乗り出した状態でマタロウに尋ねる。
マタロウ「それはぁぁぁ!!
あなたです!
大王路エマさん!」
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Kago - 流石っす!絵が上手いっす!!アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ!凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説?頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ!!!返信遅れてしまって大変申し訳ございません!!えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか!!?嬉しい!!是非描いて欲しいです!!よろしくお願いいたします!!(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか?! もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか? (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…!もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ!!笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年8月21日 13時