14話 ページ34
貴方「まだ私が残ってるよ」
ドーベル「ほう…いいだろう」
Aはポケットから変身メダルを取り出す。
それも伊邪那美でもなく、奥津姫のものでもない、3枚目のメダルを。
貴方「(このメダルなら、ドーベルに対抗できるかもしれない…!)」
そんな思いを胸に、Aは勢いよくメダルをセットした。
貴方「変身!!」
ワーイ!
Aの周りを黄金の何かが包み込んでいく。
そこまでは良かった。
バチンッ
貴方「…え、」
ウォッチが、メダルを拒否したのだ。
メダルはウォッチからはじき出され、チャリン、と音を立てて地面に落下した。
貴方「え……?…なんで___」
理解が追いつけなくて混乱しているAの首根っこを、ドーベルが乱暴に掴んで持ち上げた。
貴方「がっ……」
ドーベル「どんなものかと様子を見ていたが…まさかの不発とはな。
心底呆れたぞ、A」
苦しそうにもがくAの首を容赦なく締め付け、興味なさげに見上げる。
ジンペイ「おい、やめろ。今すぐその手を放せ」
怒りで真っ赤を通り越して真っ青になった顔でドーベルに殴りかかるも、呆気なく片手で吹っ飛ばされる。
ドーベル「…ん?」
と、Aの首筋を見てドーベルは怪訝そうに眉を顰めた。
紅い痕が、月の光で冴えて見える。
ドーベル「……どうやらお前の近くには、
相当独占欲の強いヤツが居るみたいだな」
貴方「ッあ……っ、」
・
・
どれだけ走っても執拗に追いかけてくるハルキ。
ラント「しまった!;」
逃げているうちに、行き止まりと対面することに。
すぐにハルキが追いついてき、ラントに向かって唸る。
ラント「やはり倒すしかないか…」
ラントがエイリアンウォッチを構えたところでクウカが静止してきた。
クウカ「ラント君、待って!」
ラント「!」
クウカ「その犬はY研の博野くんなの!傷付けないで!」
ラント「しかし…!;」
2人が口論してるもお構いなしで突っ込んでくるハルキ。
ハルキ(犬)「ぐぅぅぅ…ワンっ!」
ラント「ッ!?」
ラントは咄嗟にハルキを受け止め、思いきり投げ飛ばした。
ハルキ(犬)「くぅぅんっ!」
クウカ「博野くん!」
クウカは慌てて横たわって動かないハルキの元に駆け寄る。
ラント「やはり、あのドーベルというヤツを倒すしかないか…!;」
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Kago - 流石っす!絵が上手いっす!!アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ!凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説?頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ!!!返信遅れてしまって大変申し訳ございません!!えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか!!?嬉しい!!是非描いて欲しいです!!よろしくお願いいたします!!(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか?! もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか? (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…!もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ!!笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年8月21日 13時