3話 ページ23
ジンペイ「あぁー腹減ったぁ〜…」
公園からジンペイの不満ありげな声が聞こえる。
貴方「それなら早く宿舎に帰ってご飯食べよう?;」
苦笑しながら言うA。
ジンペイ「でも今はモグモグバーガーの気分なんだよなぁー」
ぶぅ、唇を尖らせらせてお腹に手を添える。
マタロウ「だったらAさんに作ってもらえば?」
コマ「そうだね!Aちゃん料理上手だもん!」
ジンペイ「あ、そっか!じゃあ早速宿舎に帰ろーう!」
マタロウ「変わり身早…;」
と、その時。
誰かが控えめに声をかけてきた。
?「あの……」
「「「「?」」」」
一同は首を傾げて振り返った。
そこには困り眉の犬のような男子生徒が。
乾タカヒコ「君たち、YSPクラブだよね…?」
貴方「はい、そうですけど…」
タカヒコ「ちょっと、相談があって……」
ジンペイ「おぉ!久しぶりだな、こういうの!」
A達はタカヒコの相談を快く引き受けた。
タカヒコ「ゆうべ起きたことなんだけど……
ボクが寝ている間に、部屋が得体の知れない者に荒らされてたんだ!」
貴方「得体の知れない者?」
Aが聞き返す。
タカヒコ「うん。
今朝起きたら、部屋中めちゃくちゃに荒らされてて…窓ガラスも、破られてて……」
コマ「そんなに荒らされたのに起きたなかったの?」
タカヒコ「眠りが深かったからか、なにも覚えてないんだ…」
と、うつむいて口にする。
タカヒコ「それで、隣の部屋に住んでる友達に聞いたら、『夜中に、オオカミの遠吠えのような声が響いてた』って!」
マタロウ「オオカミ…?」
マタロウが怪訝そうに眉を顰める。
タカヒコ「ほら、ゆうべはほぼ満月だっただろ?
だから窓から、オオカミ男みたいな奴が侵入したんじゃないかな?
…しかも朝起きたら、服がビリビリに破れてたし……
それもきっと、オオカミ男の仕業だよ!」
タカヒコが拳を作って言い張るも、Aを除いて男子3人は半目になった。
コマ「ていうか、それひょっとして…;」
マタロウ「キミがオオカミ男なんじゃないの?;」
マタロウに指差され、タカヒコは酷く動揺した。
ジンペイに関してはあまり理解出来てないらしく、頭のアホ毛を『?』の形にする。
タカヒコ「えっ?!」
マタロウ「だって、記憶もなくなってるんでしょ?
服もビリビリに破れてて、キミの部屋が荒らされてて……」
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Kago - 流石っす!絵が上手いっす!!アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ!凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説?頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ!!!返信遅れてしまって大変申し訳ございません!!えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか!!?嬉しい!!是非描いて欲しいです!!よろしくお願いいたします!!(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか?! もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか? (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…!もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ!!笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年8月21日 13時