15話 ページ15
貴方「そして、本を処分するという命令だけがメモリーに残っていたから……」
フブキ「手当たり次第に本を見つけては、焼却炉マウンテンまで捨てに来ていたのね…」
Aの言葉を繋げるようにして己の考えを呟く。
メラ「じゃあ学園長室で目撃された宇宙人ってのも…」
？「その通り」
メラ「！」
後ろには、白衣を身に纏った顔がそっくりの男子生徒がいた。
その見覚えのある顔に、Aははっとなった。
タツヒト「まさしく、ロボの試作品を学園長に見てもらってる瞬間を目撃されたんでしょ」
ノリアキ「いやぁ…電磁波でショートしてしまうとは誤算でしたよ」
そう口にして軽く笑う阿波戸兄弟。
フブキ「あっ！未来科学クラブの阿波戸先輩達！」
貴方「久しぶりですね！タツヒト先輩、ノリアキ先輩！」
タツヒト「やぁ」
ノリアキ「久しぶり」
2人も軽く手を振って微笑んでくれた。
ノリアキの顔がちょっぴり赤いのは気にしないでおこう……
ジンペイ「先輩達があれ造ったのか？」
タツヒト「そう。
我々 未来科学クラブが開発した、『シークレットミッション遂行機能搭載ロボ』だ」
(※妨害電波完備)
貴方「でも、こんなに学園が大騒ぎだったのにどうして黙っていたんですか？」
ノリアキ「機密の保持に協力したら、学園長がご褒美をくれるって」
ジンペイ「ご褒美？」
学園長が手に何かを持ってこちらに歩み寄ってくる。
キンヤ「ロボの暴走は誤算だったが、機密書類の処分は無事遂行された！約束のものだ！」
そう言ってノリアキ達に手渡したのは、ガッコウガーYのクリアファイルだった。
途端、マタロウが鼻息を荒くして興奮し出す。
マタロウ「おぉ〜！それは…！
全ての理系クラブの憧れ、
ガッコウガーYのコックピットがくまなく描かれたクリアファイル〜！//」
キンヤ「うむ！とにかくこれで一安心！」
歯を見せてニコニコ笑う学園長。
と、フブキが学園長に質問を投げかけた。
フブキ「学園長、ちなみに処分した学園最高機密ってなんなんです？」
キンヤ「ッそれはそのぉ……機密じゃ！;」←
フブキの質問に対してそう誤魔化すも、
その目は明らかに泳いでおり額にもナゾの汗が浮かんでいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kago - 流石っす！絵が上手いっす！！アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (
レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ！凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説？頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ！！！返信遅れてしまって大変申し訳ございません！！えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか！！？嬉しい！！是非描いて欲しいです！！よろしくお願いいたします！！(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか？！ もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか？ (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…！もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ！！笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2020年8月21日 13時
