2話 ページ2
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ラント『ッ!!マリナ!』
ラントは、床に伏せて倒れているマリナに驚き目を丸くした。
マリナ『お…お兄ちゃん……』
ラント『なにがあった?』
急いで駆け寄り、そう尋ねる。
マリナ『黒い、、目の人が…お父さんと母さんを……あっ…!』
マリナの体が、床に染み渡った黒いモノに沈み始めた。
ラント『っ…!!』
ラントは息を呑み、思わず立ち上がる。
マリナ『お兄ちゃん……逃げて…!』
マリナは目尻に涙を浮かばせ、そのまま地面へと沈み込んだ
すると、今度は左からただらぬ気配を感じ取る。
ラントが咄嗟そちらを振り向くと……
グレイエージェント『………』
ソイツは、口元を不気味に歪めて笑った。
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ラント「ッ!!」
カッと目を開き、目を覚ます。
酷い悪夢だった。額にはたくさんの汗の粒が貼りついている。
ラント「またあの夢か…」
絶対に忘れることも出来ない記憶が、たびたび夢となって出てくる。
ラントは水を飲みつつ静かにカーテンを開け、月の光を浴びた。
ラントのような身分になると…というか金持ちは、普通の宿舎ではなく高級宿舎で寝、暮らすことになる。
ふと、学園の校舎に理由もなく目を止めた
雷がゴロゴロと鳴り、落雷が校舎の塔を眩しく照らす
その光ったほんの一瞬、塔の天辺に何者かが佇んでいるのが見えた
ラント「…今何か……」
落雷の光のせいで、その姿は全く見えなかったが。
・
・
いよいよ新学期が始まった翌朝。
Yマートで女性がせっせと本棚の雑誌や漫画を整頓していた。
その女性とは、鬼一が面接無しで採用したあの超絶美人さんの事だが←
と、女性のすぐ後ろを、何者かが俊敏に通った。
ソイツは静かに女性の背後に忍び寄ると……
「きゃあぁぁぁっ!!」
鬼一「ッどうした!?;」
女性の悲鳴は控え室まで届き、鬼一はびっくりして控え室から飛び出す。
……と、鬼一の背後にも、何者かが___
鬼一「…えっ?…うわぁぁああ__」
鬼一の悲鳴が、強制的に途切れた。
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Kago - 流石っす!絵が上手いっす!!アミーゴ.碧パイセン (2021年12月16日 17時) (レス) @page20 id: a8a724e818 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 私、絵描くの下手で目とか描くの難しいんですよ!凄く綺麗で「ヤッバめっちゃうまいんですけど」って思いましたこれからも小説?頑張ってください(本音は実は好き過ぎて一回夢主ちゃん書いた人←ゑこれ読むの5回目です←ゑこれからも応援してます頑張ってください (2021年7月29日 0時) (レス) id: ecbed69c16 (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 蝶姫さん» あぁああ!!!返信遅れてしまって大変申し訳ございません!!えぇぇぇぇぇえぇぇ((( 私の夢主ちゃんを描いてくれるんですか!!?嬉しい!!是非描いて欲しいです!!よろしくお願いいたします!!(もう描いてもらう前提) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 初めまして!! いつも小説読ましてもらっています!! アミーゴさんのオリキャラさん可愛すぎませんか?! もしアミーゴさんが良ければのオリキャラちゃん描いてもいいですか? (2020年9月12日 0時) (レス) id: 1eb1c14d48 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは…!!毎日アミーゴ碧さんの作品見てにやにやしながら一日が終わっていきます…笑 それといつもチアキくんとの絡みが多くてめちゃめちゃ嬉しいです…!もうアミーゴ碧さんの大ファンです、作品ともども大好きです…!!泣笑 これからも愛読させて頂きますっ!!笑 (2020年9月11日 17時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年8月21日 13時