15話 ページ7
得意げに話すメラに、フブキが半目でニヤケ気味になってこう尋ねた。
フブキ「それって、メラ先輩にとってAが当てはまるんじゃない?」
メラ「……はあ!?///」
メラは「お前なに言ってんだ!?」みたいな顔でフブキを睨む
その顔は真っ赤に染まっているので睨まれてもまったく怖くないが。
ジンペイ「メラ……三途の川に逝く覚悟は出来てるか??」
メラ「え」
コマ「大丈夫、一瞬で息を引き取ってあげるから」
2人の顔には影が掛かっているから表情は見えないが、間違いなく形容しがたい顔をしているだろう…(形容しがたいの意味は察して)
この後のメラの安否はお任せで☆()
・
・
クウカ「………」
ラント「………」
Aが校舎に戻ってからさらに空気は気まずくなっていた
クウカ「…ッ……」
遂に我慢も限界を迎え、クウカの頬に一筋の涙が伝った。
クウカ「ラント君、ごめん…っ!私、またトイレ!」
クウカはラントに背を向け、傘から飛び出した
雨は止んでいたのに、
クウカの心は雨が降っているみたいにぐしゃぐしゃだった。
・
・
クウカ「…ぅ……うぅ…っ…」
校舎裏まで走ってきたクウカは、糸が切れたかのように泣き始めた
クウカ「(もうやめよう…?
ラント君はウチに全然気付いてくれない…
Aちゃんだって、あの時は偶然気付いて取ってくれただけで、ウチとは認識してない……
きっとラント君とAちゃんの中に、ウチとの思い出は残ってないんだ…!
ウチの事なんて、忘れちゃってるんだ……!)」
ひっくひっく、と嗚咽を漏らし、顔を覆ってすすり泣く。
ザッ ザッ
誰かが、地面の芝生を踏み締める音が響いた。
?「七雲クウカ」
その途端、クウカの涙はヒュッと引っ込んだ
クウカは身体を動かさず、瞳だけを動かして背後にいる人物を睨む
チヨ「風紀委員会副委員長として、あなたの身柄を確保します。
あなたの所為で男子生徒の風紀が乱れ、暴動が起きかねない状況が生まれている……
この状況を、見過ごす訳にはいかない!」
チヨは手に持っている手錠をチャッと構えた
クウカ「(不味い…風紀委員なんかに連れて行かれたら、正体がバレちゃう…!;)」
クウカは眉を顰め、どうにかこの状況を回避しようと必死に脳味噌をフル回転させる
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アミーゴ.碧(プロフ) - キラキラの子供さん» 初コメありがとうございますですねぃ!!((( あ…愛読!?!?愛読なんて言ってくださるのあなたが初めてですよ???() 読書感想文??是非是非書いt(((強制退場 続き楽しみにしててください!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
キラキラの子供 - 初コメ?失礼しますですねぃ!←いつも楽しく愛読させてもらってます!いっそのことこれ読書感想文として書いて学校に提出しよう((殴 続き楽しみにしてます! (2020年8月10日 19時) (レス) id: c08226dfca (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖狐さん» うはぁぁ…ありがとうございます、妖狐さん…!!毎日!?!見て頂いてるんですか!!?!光栄です、これからも頑張って更新します!! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐(プロフ) - 初コメです!毎日この作品を拝見してます!更新頑張ってください! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖精・ナルルさん» おお!ナルルさん!!ご無沙汰しておりますm(_ _"m) そうそうそう!!早く『コマ君の母ちゃんがやって来た!』が描きたくて仕方ない…!!これからもファイトして頑張ります!! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年7月30日 19時