2話 ページ31
リュウスケ「悪いけど、これから実家に帰るんだ」
その声はいつもより低く、沈んだものだった。
リュウスケ「それじゃ、新学期に」
……あのリュウスケがAを見てもデレなかった…だと……!!?()
明日は槍が降ってくるのか…それとも大雨?(((
リュウスケはこちらを見向きもせず、歩き去ってしまった
他の生徒達も、ぞろぞろと宿舎の入り口から出ていく。
ジンペイ「なんだなんだ?」
皆キャリーバッグやらカバンやらリュックやらを背負い、それぞれの目的地へと向かう
貴方「皆実家に帰るみたいだね…」
ジンペイ「ちぇ〜…」
ジンペイはアホ毛をだらんと垂らし、つまらなさそうに後頭部で手を組んだ。
コマ「結局…この寮に残ったのは僕達4人だけ…?」
4人は宿舎の扉前に立ち、広いフロアを見回す。
宿舎内はシンと静まり、がらんどうである。
マタロウ「さ…寂しい…;」
ジンペイ「負けちゃ駄目だ!残された者同士、たくましく生きるぞ!」
ジンペイは気持ちを切り替え、バッと天に腕を突き上げた
貴方「そうだね!」
コマ「折角の夏休みなんだから、満喫しよう!」
マタロウ「でも、何するの?」
肩を竦めて尋ねる
ジンペイ「たくましく生きる為には……
キャンプだ!」
ニカッと笑って再び拳を突き上げる。
マタロウ「えぇ〜…わざわざ過酷な生活しなくても……;」
ジンペイとは真逆に憂鬱そうな顔をするマタロウ
?「何?キャンプ行くの?」
声をかけられ、4人が背後を振り返ると…
マタロウ「クっ、クウカ先輩っ!///」
めっちゃキラキラオーラを
クウカ「私も一緒に行っていい?」
マタロウ「えぇぇぇっ!?」
オーバーすぎるリアクションを取って肩を震わせる
クウカ「駄目…?」
マタロウ「駄目じゃないっ!行きましょー!!///」←
慌てて被りを振って了承した
貴方「え?でもさっき…」
マタロウ「やっぱ夏はキャンプだよねーっ!」←
マタロウはぶんぶん腕を振り回してやる気を出した。
クウカ「Aちゃんも、キャンプ行くよね!?」
貴方「え?うん、行くよ!」
クウカ「やった!
(これはAちゃんにウチだと気付いてもらえる大チャンス!!)」
クウカもやる気の闘志を微かに燃やして軽いガッツポーズを取った
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アミーゴ.碧(プロフ) - キラキラの子供さん» 初コメありがとうございますですねぃ!!((( あ…愛読!?!?愛読なんて言ってくださるのあなたが初めてですよ???() 読書感想文??是非是非書いt(((強制退場 続き楽しみにしててください!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
キラキラの子供 - 初コメ?失礼しますですねぃ!←いつも楽しく愛読させてもらってます!いっそのことこれ読書感想文として書いて学校に提出しよう((殴 続き楽しみにしてます! (2020年8月10日 19時) (レス) id: c08226dfca (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖狐さん» うはぁぁ…ありがとうございます、妖狐さん…!!毎日!?!見て頂いてるんですか!!?!光栄です、これからも頑張って更新します!! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐(プロフ) - 初コメです!毎日この作品を拝見してます!更新頑張ってください! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖精・ナルルさん» おお!ナルルさん!!ご無沙汰しておりますm(_ _"m) そうそうそう!!早く『コマ君の母ちゃんがやって来た!』が描きたくて仕方ない…!!これからもファイトして頑張ります!! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年7月30日 19時