15話 ページ45
一方のシノブはというと……
シノブ「ハァ…ハァ……」
一向にジンペイ達を殺すことが出来ず、湖に突っ立って切れた息を整えていた。
バシャバシャバシャ…
ふと、シノブのすぐ近くの水面が泡を吹きながら盛り上がり始めた。
シノブ「……?」
シノブも不思議に思ってそちらの見やる
その盛り上がりはどんどん上に上昇し、更に膨らみが増していく
「「「えっ?」」」
異変に気付いたA達もそっちを見る
やがてその膨らみは最大限にまで達し、水が湖へと戻る
そして姿を現したのは……
「「「…何ぃ〰!?」」」
?「ギョギョ〜!」
【
超巨大な魚の怨霊だった。
シノブ「…ぁ…あ……」
その魚キングデッドの圧に、赤かったシノブの瞳が元の優しい茶色に戻る
シノブ「……えっ?なっ、なんだよ〜!?」
洗脳が解かれたシノブは文字通り顔を真っ青にした。
・
ナユ「あら、あれはゾンビ化した魚、魚キングデッドじゃない」
自分の部下が襲われかけているのを気にも留めず、タブレットでA達をジッと見つめているナユ。
ナユ「ふ〜ん……た〜いへん」
そう言いつつも、ナユの目は楽しそうに笑っていた。
・
・
マタロウ「ななななっ…何あれ〜!?」
貴方「どうやら怨霊みたいだね…!」
魚キング「愚かな人間どもめぇ…絶対に許さん!」
独特な声で目玉をギョロギョロと動かす。
ジンペイ「なんだお前は!人間に恨みでもあるのか!」
魚キング「その通り!俺は怨霊になる前、この湖で人間に釣られたんだ……」
『おりゃぁぁぁっ!』
とある釣り師が、まだ生きていたころの魚キングデッドを釣り上げた。
だが、その釣り師は……
『なんだブラックバスかよ…食っても美味しくねんだよな』
酷い文句を口にして、そのままポイッと地面に投げ捨てた
魚『ギョッ……ギョギョ…』
俺を食べようとせず、そのくせ水の中にリリースしようともせず、陸に放置した……!
釣りにはマナーってものがあるってのに…!
マナー違反の釣り師によって…尊い魚の命が無駄に失われているのだ…!!
『…ん?』
釣り師の背後に、大きな影が覆い被さる
『ッ!?うわあああああっ!!』
83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アミーゴ.碧(プロフ) - キラキラの子供さん» 初コメありがとうございますですねぃ!!((( あ…愛読!?!?愛読なんて言ってくださるのあなたが初めてですよ???() 読書感想文??是非是非書いt(((強制退場 続き楽しみにしててください!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
キラキラの子供 - 初コメ?失礼しますですねぃ!←いつも楽しく愛読させてもらってます!いっそのことこれ読書感想文として書いて学校に提出しよう((殴 続き楽しみにしてます! (2020年8月10日 19時) (レス) id: c08226dfca (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖狐さん» うはぁぁ…ありがとうございます、妖狐さん…!!毎日!?!見て頂いてるんですか!!?!光栄です、これからも頑張って更新します!! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐(プロフ) - 初コメです!毎日この作品を拝見してます!更新頑張ってください! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖精・ナルルさん» おお!ナルルさん!!ご無沙汰しておりますm(_ _"m) そうそうそう!!早く『コマ君の母ちゃんがやって来た!』が描きたくて仕方ない…!!これからもファイトして頑張ります!! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年7月30日 19時