皆から愛されてる女の子は特別な妖気使い！ 妖怪学園Y Nとの遭遇 Part8

8話 ページ30

コマ「いや、僕はこうだと思う。


戦争で死んだ臼見沢先生……
実は彼を愛していた来星さんが墓参りに行くと………


顔の白い臼見沢先生は何とゾンビに！」←


貴方「顔が白いだけでゾンビにはならないから！；」



今度はAが間髪入れず突っ込む



クエン「私が思うに、ある雨の日……



道路の段ボールに捨てられていた捨て臼見沢を通りかかった来星さんが見つけて家に…」


マタロウ「捨て臼見沢ってなに！？；」



メラ「臼見沢は、実は巨大マフィアの親分で……」


貴方「メラ先輩は任侠映画の見過ぎです！！」



ジンペイ「転校してきたその日のうちに彼女の笑顔に二目惚れ…」


コマ「それ僕の話！！/////」



真っ赤になって突っ込むコマ



クエン「いつの間にか彼女の事が愛しくて堪らなく……」


メラ「そりゃ俺の話だ！！/////」



コマ「一目見た途端、雷鳴が轟くかのように一目惚れ…」


ジンペイ「それは俺の話だろ！！/////」





貴方「………皆好きな人居すぎじゃないかな…」



ポケ〜ッとして「花屋の店長」やら「未来からやってきたタイムリーパー」と


好き勝手言いまくるジンペイ達を見つめるA



フブキ「(A…鈍感にも程度というものがあるわよ…；)」



A、フブキ、マタロウの3人は手をあげて妄想をブチ撒ける4人を見やる



マタロウ「ダメだ……


こんなんじゃいつまで経っても真相に辿り着けないよ…；」


フブキ「色々言ってるけど、普通に美術室の恋だと思うんだよねぇ」



フブキはスン、と目を閉じて言い放った



貴方「そっか。確かに、ナユちゃんと臼見沢先生は美術室で見られているから、

その可能性はあるかも……」



そこでハッとなる



貴方「あ……そうだよ！」


フブキ「どうしたの？」


貴方「2人は美術室で密会してたんだから、
美術室を偵察すれば真相が明らかになる筈だと思う！」









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ナユ「………」



窓越しから空を眺めていたナユ



ナユ「……………」



口元に弧を描いたナユの瞳が、微かに赤い光線を放った

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