【高等部編】皆から愛されてる女の子は特別な妖気使い！ 妖怪学園Y Nとの遭遇 Part2

6話 ページ7

その後も高等部生にぶつかりメラ、チアキ、ノズチカが喧嘩を売ったりと色々ありながらも、なんとか先を進んだ。



辿り着いたのは一面芝生のひらけた広場。草木があちこちに生え、休憩のための傘も設置されている。


前方には石が山積みにされ、その中に滝が流れていた。



コマ「うわぁ〜〜……！」


貴方「綺麗なお庭……！」


フブキ「ここはのどかな雰囲気ね！」



全体のなごやかな景色にみんなうっとりしている。



ジンペイ「あのデッカい城みたいなのなんだ？」



ジンペイが遠くにそびえ立つ城のような建物を見やる。



ラント「気を引き締めろ。あれは高等部の『本校舎』だ」


マタロウ「あれが、校舎……？！」



一見見てもそれは普通に立派なお城にしか見えない。




ラント「おそらく、豪万蛇会長もあそこにいるはず」


ジンペイ「よし、そうとわかったら………







みんなで記念撮影だ！」←



緊迫した面持ちなのでてっきりもう乗り込むのかと……



ジンペイ「A、カメラ持ってきただろ？それで撮ろーぜ！」


貴方「あはは……どこまでもお気楽だね、ジンペイは……;」



Aはカメラを構え、ポーズを取ってるみんなを映す。



貴方「撮るよ〜！」



シャッターを切ろうとしたところで、ラントだけ入ってないことに気づく。


画面外にいるラントをカメラに写し、Aが「ラントくんは入らないの？」と尋ねた。



ラント「遊びに来てるわけじゃない。私はいったん宿に行き、今後のことを考える」



そう言ってAたちに背を向けて宿に行ってしまった。



ジンペイ「ノリが悪いな会長……」


貴方「むしろラントくんが普通なんだろうけど……」



フブキ「そしたらいったん自由時間にしない？」



フブキがいきなり提案する。



フブキ「私、高等部の中いろいろ見て回りたいし！」


ジンペイ「そうだな！」


貴方「いいね、それ！」



フブキの提案に賛成する。



メラ「俺たちはゲーセン行ってますね」


チアキ「でも、いいのかな。こんなに楽しんじゃってて……」









そんなこんなで、



A、ジンペイ、コマ、マタロウの班。


フブキ1人の班。


メラ、チアキ、ノズチカの班。



に別れ、それぞれ自由に行動を起こした。




Aたちのチームは早速、お店の屋台に寄る。



ジンペイ「おじさーん！」



ジンペイが生地をこねてるおじさんに声をかけた。



ジンペイ「だんご4つく〜ださいっ！」

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