9話 ページ43
貴方「マタロウくん、大丈夫？」
不安な表情で池を覗き込むマタロウにAが尋ねる。
マタロウ「う、うん…怖いけど……でも……;」
そろぉっと石の上に乗り、また一歩次の石へと片足を乗せる。
＿＿＿＿すると、マタロウが乗せた石がｽｽｽｽ……と勝手に動き出した。
マタロウ「わぁぁぁぁっ！？この石動くッ！！;」
足場が動くため止まることができず、どんどん股を開いていくマタロウ。
チアキ「それ、発泡スチロールに石っぽく色塗ってるだけっしょ！;」
マタロウ「ヒィィィィイッ！！;」
3匹のワニが自分に近づいてき、マタロウが恐怖の悲鳴をあげる。
ジンペイがバッと振り返り、思いきり叫んだ。
ジンペイ「踏ん張れーッ！！マタサケタロウーーッ！！」←
マタロウ「勝手に改名しないで……！あとまだ股は裂けてないからぁっ……！///;」
プルプルと小刻みに震え、顔を真っ赤にしながらなんとか持ち堪えているが、それもそろそろ限界。
Aは足にボッ！と最大限の妖気を籠め、身体を宙に浮かせる。
貴方「マタロウくん！」
マタロウ「！;」
そしてマタロウの元に飛んでいき、彼の手を掴んだ。
マタロウが発泡スチロールから足を離した瞬間、ワニがガブッと噛み砕く。＿＿＿簡易一髪だ。
マタロウ「はぁ…はぁ……死ぬかと思ったぁ……;」
ヘナヘナと床にへたり込み、脱力するマタロウ。
マタロウ「Aさん、ありがとう……！」
貴方「気にしないで。
………それよりも、こんなキケンな池を渡らなくちゃいけないの……？」
Aの顔が青ざめる。
コマ「見て！ラントくんはもう渡りきりそうだよ！」
コマが指さした先には、もうすぐ向こう岸に辿り着きそうなラントの姿があった。
ラントは最後まで警戒心を緩めず、最後の長方形型の石を睨む。
………そして勢いをつけてジャンプ！
＿＿＿＿した瞬間、ラントの体がぬるんっと石にめり込んだ。
ラント「！！！」
貴方「ラントくん！？;」
思わず目を見開き、息を呑む。
ラント「(……このヌルッとした感触……鼻をくすぐる生臭さ……
これは………！)」
・
・
ラント「『こんにゃく』だ！！;」
石だと誤信していたものを撫で、確信したラントが声を張り上げる。
ジンペイ「こんにゃく！？」
マタロウ「そんなからくりある！？」
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狐音(プロフ) - 水鏡ロゼさん» てすね！私はアニメを見る前にアミーゴさんのを見たので、私はいつも後の展開を予想しながら更新を待ってました！そしていつのまにかファンに…w wでも本当に最高ですよね！続編も気長〜に待ちましょう！早く画像申請終われｯｯ！！←イラストを描き運営に申請中の人。 (2021年4月1日 22時) (
レス) id: 845ef51064 (このIDを非表示/違反報告)
水鏡ロゼ(プロフ) - 狐音さん» 第二号が現れ、お話が合いそうだったのでレス失礼します！ ここで話すのもあれですが、やっぱりアミちゃんの小説は最高ですよねー！(誰目線 ) お互いゆっくり待ちましょ(っ ･ω･c)(っ ･ω･c) (2021年4月1日 21時) (レス) id: 5ca667195c (このIDを非表示/違反報告)
狐音(プロフ) - 続編おめでとうございます！←早い人第二号やっぱりアミーゴさんの作品は続編が楽しみです！無理はしないよう、ほどほーどに頑張ってください！ (2021年4月1日 20時) (レス) id: 845ef51064 (このIDを非表示/違反報告)
水鏡ロゼ(プロフ) - 続編おめでとう！(まだ早い(() この先どうなるかアニメ上では分かってるけど、七々扇ちゃんがどうするのか凄く楽しみ！無茶だけはしないように頑張ってね！！ (2021年4月1日 20時) (レス) id: 5ca667195c (このIDを非表示/違反報告)
AnnedeadΩRouge - アミーゴ．碧さん» アミーゴ.碧さんこんにちはAnnedeadΩRouge夕方までお引っ越しお疲れ様です。先程今日仕上げた内容ですがヒロイン達は無事生徒会室に辿り着ける事が出来ましたが豪万蛇会長に折り入って直談判しますが全くもって耳を貸すことが出来なかったそうです(´Д`|||)。 (2021年4月1日 15時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2021年2月21日 18時
