【高等部編】皆から愛されてる女の子は特別な妖気使い！ 妖怪学園Y Nとの遭遇

10話 ページ14

ジンペイ「ヤバいくらいに♪ステキな制服♪イェイ♪Come on♪」←



おなじみのラップを繰り広げるジンペイ。


ジンペイのラップを見たことのないライムは、目をパチクリさせてポカンとしている。



ジンペイ「っていうかAに褒められたからって調子乗んなよ……！」



ジンペイが一方的に火花が散らせる。が、ライムは華麗なスルースキルを見せる。



ライム「… これだと目立っちゃうけど、高等部の生徒が中等部の制服を着ているのも、なんだか騙すみたいで嫌なので、」


ジンペイ「い〜な〜〜！俺もほ〜し〜い〜〜！！」←


コマ「ジンペイくんも高校生になったら着れるから。ですよね？ライム先輩」


ライム「あ、あぁ……だね…;」



ジンペイのワガママぶりに、ついつい曖昧に答えてしまう。


ライムの答えを聞いてもジンペイのダダは治らない。



ジンペイ「今欲しいィ〜！！欲しい欲しい欲しい！ほ〜し〜いィ〜〜！！」←


フブキ「ウザい、ほっとこ」



心の底からめんどくさそうな顔をしたフブキが腕を振り回すジンペイの横を通り過ぎる。



貴方「ジンペイ、今はライム先輩に校舎を案内するのが先だよ;」


ジンペイ「ねぇ今！今、今だよォ〜〜〜！！」←


貴方「………;」



Aは半目になり、自分の制服の裾を引っ張るジンペイの手を掴んでみんなの後に続いた。




臼見沢「ややっ、何かが起こりそうな予感がしますね」



近くの校舎の木に隠れている臼見沢が、メガネを怪しく光らせながら呟く。



エマ「あれはAちゃんと……ジンペイさん、


…一緒にいるのは……」



また、校舎の2階からはエマがウー助を抱えながらAたちの様子を見ていた。









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マタロウ「ここが2年生の教室がある廊下で……」



マタロウが先頭をきってライムを案内していると、ふと向こうに目をやる。


気になって前を見てみると、廊下でメラとリュウスケが今にも飛びかかりそうな勢いで睨み合っていた。



メラ「誰がゴリラだゴラァ！！」


リュウスケ「イビキをして授業中に寝るヤツを、ゴリラと言わずしてなんと言う？！」


メラ「んだと！？お前だって授業中にAの隠し撮り写真を眺めて、鼻息を荒くしていただろうが！！」


貴方「えっ？;」



するとギクッと分かりやすく肩を跳ねさせるリュウスケ。



リュウスケ「貴様、プライバシーを侵害したな……！！」←


メラ/リュウスケ「「〜〜〜ッ……！！」」

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