9話 ページ13
コマ「でも、ライム先輩高等部なんですよね?
高等部の生徒が何故ここに?
確か高等部は……」
ライム「そう。高等部は遥か北にあるんだけど、今日は中等部の学園長に『伝言』を持ってきてね。
そのついでに、中等部を見学させてもらっていたんだ」
ライム「僕は中学の3年をスキップしちゃっているから」
貴方「そう言うことなら、私たちが校舎を案内しようか?」
ライム「いいの?!ありがとう!」
ライムはニコッと眩しい笑みを見せた。
・
・
ゼンゼン前世解明部__
ゼン「『前世じゃなくて子供の頃をみたい』だなんて、変わった注文だね」
大型機械をいじりながらおどけたように言うゼン。
ラント「出来ないのか」
それに対し頭にヘルメット型の機械を取り付け、イスに座ったラントが尋ね返す。
ゼン「もちろんお安い御用さ。
……でも、なんで?」
ラント「__変わるためさ」
それだけ言い、静かにまぶたを閉じた。
・
暗い意識が浮上し、向こう側の空間にラントの父、母、そして妹のマリナが楽しそう話してる光景が見えた。
幼いラントは3人に聞こえない声で語りかける。
ラント『母さん、父さん、マリナ……お別れだ……
僕は、仲間たちと一緒にもう一度前に歩き出そうと思うんだ、』
語尾にいくにつれ、だんだんと涙声になっていく。
ラント『(だから、これで
3人の笑い声を最後に、ラントの意識は薄れていった……
・
ラント「………」
意識が現実に戻り、ゆっくりとまぶたを開ける。
またすぐにまぶたを閉じれば、ポロ、と涙が頬を伝った。
・
・
ジンペイ「あれがドッペルフッフーかぁ!」←
マタロウ「さらに遠くなってる……;」
未だドッペルゲンガーと言えず、さらにはその言葉から遠のいてるサマに呆れるマタロウ。
……すると、校舎の方から「お待たせ!」とライムの声が聞こえた。
そちらに目をやれば、ブレザーの制服に着替えたライムが駆け寄ってくる。
チアキ「着替えてきたんだ」
フブキ「それが高等部の制服ですか?!」
貴方「カッコいい……」
ライム「そう?僕らは見慣れているからそんなに感じないけど……
Aが言うのならカッコいいのかな?」
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ウミヤマ ソラ(プロフ) - ハムムさん» やはり初コメのお方でしたか……!(嬉しい)挨拶なんてしなくてもd(^_^o)です(キリリ)((( 罪の償いとして今すぐ宇宙に逝ってらっしゃーい♪って管理官にしましょうね(?) (2021年5月23日 17時) (レス) id: bff424b262 (このIDを非表示/違反報告)
ハムム(プロフ) - ウミヤマ ソラさん» 返信ありがとうございます!そうです何気に初コメです!挨拶してなくてすみませんでした!土下座そのうち幼馴染組にバレて星になるのを祈ります! (2021年5月23日 17時) (レス) id: f8432527a9 (このIDを非表示/違反報告)
ウミヤマ ソラ(プロフ) - ハムムさん» (訳ありでサブ垢で返信します…!)もしや何気に初コメのお方……!?(間違えてたらすみません)ありがとうございます!! 管理官の人たちもジンペイくんたちと大差ないですねw(( 幼なじみ組いたらきっと管理官はお星様になっていたことでしょう……() (2021年5月23日 15時) (レス) id: bff424b262 (このIDを非表示/違反報告)
ハムム(プロフ) - 12はの身だしなみチェックの所で殺気が湧きましたwwwいやほんと夢主ちゃんの制服を捲り上げるとかそれこそ品位なくね?って思いましたwもしこのことをチアキ君とラント君が知ったら大変なことになりそうですねwコメント失礼しました!これからも応援してます! (2021年4月19日 18時) (レス) id: f8432527a9 (このIDを非表示/違反報告)
矮奈(プロフ) - アミーゴ.碧さん» 私の作品を見て下さりありがとうございます!(*´ω`*)頑張りましょう!(*・∀・)ノ (2021年2月23日 13時) (レス) id: 4d88c0a51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2021年2月7日 17時