★やめて… ページ35
あの黒い笑い。
背中に冷や汗が流れる。
『ッ!!』
太宰さんがどんどん顔を近づけてきている。
嫌なのに…
嫌なはずなのに…!!
どうして?
何で?
躰はこの事を受け入れようとしているの?
「うふふ…反抗はしないのかい?Aちゃん((黒笑」
『うるさッい/////!!」
太宰さんの指が厭らしく頬に触れる。
『ひっっッん/////!!』
何時もなら『なによ!!』って云えるのに…
今は何も
否
反抗する気にすらなれない…!
「うふ…気持ち良さそうな顔しちゃって…」
太宰さんは私の耳に接吻をおとし
「誘ってるのかい?((ボソッ」
『うぁッ/////!!!!』
「本当に…そんな顔しないでおくれよ…抑えが効かなくなりそうだ」
もう
やめて
本当に…
頭がオカシクナル…
「うふふ…可愛いよAちゃん …んっ」
『んッふっぁ……んんっ!!』
息を吸う暇さえ無い。
いつかな?《躰は正直》ということを聞いた事がある。
コレがそう云う事なの??
嫌だ!イヤ!!
でも、
躰はこの甘い熱を求めている。
「はぁッ」
太宰さんと私の間を厭らしい銀色の糸が繋ぐ。
『はぁッ…はぁ』
虚ろな目で太宰さんを見る。
「嗚呼、なんて可愛いんだ…私のA…」
私の頬を撫でながら太宰さんは独り言のように呟いている。
「君のハジメテが、早く欲しいなぁ…」
私の
“ハジメテ”?
なんの事か分からない…
「ここじゃ、躰がしんどいだろう??早く君の部屋へ戻ろう((ニコ」
すると太宰さんは私の手を引き姫抱きにした。
それだけでも変な声は出るわけで…
『んひゃっッ!ひゃっめてだッ太宰さッん/////!!』
「うふふ…可愛い声だね((ニヤ」
躰が揺れる度に声が出る。
もう最悪だ。
扉が閉められる。
頭の片隅には
もう二度とここまでは来れないだろうという
最悪の考えが残っていた。
そのまま、虚ろな表情で何も無い空間を見つめていた。
変な声はずっと出ているけれど、
私はこのままどうなるのだろうか…
あと少しで
その太宰さんの云う
“ハジメテ”
を奪われるなんて
私は分からなかった。
続く
ーーーーー作者ーー
★ついてんのに話が厭らしくねぇ!!って思っている皆さん!!
次話は期待しててください!←
さぁ太宰さんの云う“ハジメテ”は何のことなんでしょうねぇ
ごめんなさい《本編ではないです》[私事]→←★駄目じゃないか…((黒笑
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ポメシ太(プロフ) - 更新楽しみにしてますね〜!お体に気をつけて (2023年3月27日 21時) (レス) @page40 id: ee69d60c5b (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - 月宮 柚妃さん» ありがとうございます!!!!(><) (2017年9月1日 22時) (レス) id: 36540a19cb (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 楽しみです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月1日 22時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - 曇天に笑う さん» よろしく!! (2017年8月30日 11時) (レス) id: 36540a19cb (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - よろすし! (2017年8月29日 13時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜 | 作成日時:2017年6月25日 23時