太宰さんにさらわれた。【太宰治】【ヤンデレ？】 (ページ32)

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ニゲキルコトナンテ… ページ32

『マジか…ハメられた…』

呟いた直後に

パソコン画面には黒い笑いで私を見つめている

太宰さんが映っていた。

「うふふ…Aちゃん、どうしたんだい？」

黒い笑いのまま私を見ている太宰さん

『だっ…太宰さん…コレはどういうことですか…？』

パソコンに映る太宰さんの背景に目を向ける。

「《コレ》とはなんだい？((黒笑」

背景は真っ黒で何もわからない。

もう気がおかしくなりそう…

ーーーーー

態と話をそらすことにした。

『この大量の機械です…』

すると太宰さんは腕を組んで

「《君を見守ることに使うもの》としか云えないカナ((ニヤ」

見守ることって…？

『…ぁ…っ』

ニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキ

レナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイニゲキレナイ

急にそんな事で頭がいっぱいになった…

ニゲキルコトナンテデキナイノカナ？

『うぁぁぁぁ！！！やめてぇ！！！((泣』

「……((二ヤァ」

…やめて…

どうせ逃げ切れないよ…やめて…

ニゲキレナイ…やめて…

ニゲキレナイ…やめて…やめて

やめてやめてやめて！！！！

如何して…こんなことばっかり考えるの…？

太宰さんを見ただけで躰が

不自然に震える…し、こんなことばかり考え始める

「Aちゃん…どうしたのさ？急に泣き出して…」

やめて…もう…

『なっンでもなっい((泣』

ニゲキレナイ…？

「…まぁいいさ、もう少しで帰るから、頑張り給えよ～♪」

そう云われた途端に画面は真っ暗になった。

でも私の躰は震えているし…

頭の中では【ニゲキレナイ】がいっぱい

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！((泣』

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泣いたら

甘いものが食べたくなった…

『…っあ！！』

【カラフルなチョコ】

レジ袋に入ってたよね？？！

『あった！！』

錠剤を出すかのようにチョコを取り出し

口に入れる。

チョコ特有の

甘くて…ホロ苦……くない…

『…ん…？』

このチョコは

甘すぎるくらい甘くて…そして中から蜜のようなものが出てくる

『なに…コレ？』

その後起こる恐怖を

私はまだ知らない。