夢を追いかけて (ページ1)

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はじめの一歩ページ1

私は櫻井ひかる。

夢を叶えるために兵庫から一人で上京した。

この学校に入学するために。

校長｢皆さん、入学おめでとうございます。数々の入学試験をくぐり抜けこの学校に入学した皆さん、ここでは芸能活動についてを学びながら、高卒認定の試験も受けられます。レッスンに合わせて学校の授業を受けたり、先に卒業の資格を取り、レッスンに励んだりなど、十人十色のやり方で卒業まで頑張っていただきます。
入学説明会でも言われたと思いますが、ここでもう一度この学校についての説明をさせていただきます。
この学校は、一度入学すると卒業まで退学できません。長期入院など特別な事情の場合は申請をして休学することができます。
法を破るなどの問題を起こした場合には強制退学となり、二度と再入学できません。
休みの日に遊びに行くなどはもちろんOKです。
今この覚悟がない生徒さんは、直ちにこの場からさって下さい。
恋愛に関しては特に何も言いませんが、レッスンなどに支障をきたすような場合は直ちに処置をとります。
この学校にはたくさんの生徒がいます。夢も年齢もバラバラです。1番下は今年入学した中学二年生の生徒。上は去年入学した三十代の生徒です。この学校から出発し、今活躍されている先輩方もいます。ここで頑張って是非夢を叶えましょう。
では、今持っている紙に書かれている番号が部屋番号になっています。近くに同じ番号の人がいると思います。男女混合4人1組で同部屋になります。
部屋はシェアハウスのようになっていて、キッチン、バス、トイレ、ベッドなど、その中で暮らせるようになっています。もちろんプライバシー保護はちゃんとしてあります。楽器練習などに使えるように、防音の部屋が人数分備え付けられています。
生活は、必要に応じて先生がお手伝いしますが、必要なければ自分たちで衣食住全てをやって頂きます。必要な場合はフロアごとの先生に申し出てください。
質問はありませんか？
...では、卒業まで頑張りましょう。｣