ぼくたちの大切なひと。2 (ページ6)

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Aside

あの後、あの顔のまま望くんはバイトに行ってしまった。

夜ご飯はいつも淳太くんとともくんと望くんと私の4人で食べてるけど、今日は望くんがいない。

あんなことがあったからいたら気まずくなってたと思うけど…。

淳「ほんで？笑笑流星怒らせてのんちゃんも泣いて笑散々やなあほんま」

『ねえ笑い事じゃないよ？ともくんも笑わないで！』

智「くすっ」

さっきあったことを2人に話すと大爆笑。

何がそんなに面白いの！！

淳「まあ、のんちゃん泣き虫やからなぁ笑笑」

智〈ほんますぐ泣くで！！〉

『私何か不味いこと言っちゃったかなぁ…』

淳「なんて言ったん？」

『私が絶対望くんを学校に連れてく、って…』

淳「じゃあ多分学校思い出して悲しくなっただけやな笑」

「なあ？」と淳太くんが聞くとともくんは大きく2回コクコクと頷いた。

『いじめられてる、って言ってたけど、…本当？』

淳「おん。あいついじめられてる。まあこの家におったらいじめられるわな…」

有名やし…。

そんなに有名なの？いじめられるほど悪いって？？

淳「あいつな…」

.

「男性恐怖症やねん…」

『え、』

淳「大毅と逆。男の人が怖くて怖くてたまらんねん」

『……そうだったの』

淳「きっかけは、あいつが中一んとき。俺らとまだ会う前や」

次からのんちゃん過去話です。