普段と違って・ysd ページ31
須貝side
朝から何となく天気が悪くて、ほとんどの人間がお昼頃には帰って行った。夜になった今オフィスにいるのは、山本と吉田くんと俺の3人。
最後に帰ったのは伊沢と河村くんでもう3時間も前になる。外は雨がだいぶ強く窓の外は暗くなっていた。
「お腹空いたあ、、」
『もう、7時かあ。そろそろ夕飯食べるか。』
山本が叫んだので時計を見ると確かにお腹ぎ空く時間。
「食べましょう」
『河村くんがさ、カレー作ってくれたんだよね。』
「え？カレー？やった。吉田くんも食べよう。」
「はい。」
3人で夕食を食べながら、メンバーの事や学校の事なんて話をしていた。吉田くんは最初は俺や山本の話を聞くばかりだったけど、最後にはよく話してくれてた。
雨がやみそうもないので、3人で泊まることにした。
どれくらいの時間が経ったのだろう。誰かが咳き込む音で目が覚めた。
『吉田くん？』
「ぐす、、、」
何故か目に涙を溜めている吉田くん。
『大丈夫？』
「すがいしゃーん」
泣きながら俺にしがみついてきた。
『ん？何か熱いんだけど。顔も赤いし。』
抱きついてくる吉田くんの頭を撫でながら、体の異変に首を傾げた。『吉田くん。体温計持ってくるね。』
「いやあっ」
俺を離したくないのか、さっきよりも強く抱きついてきた。
『困った、、、』
「須貝さん？」
俺と吉田くんのやり取りで目を覚ました山本がこちらを見ていた。
『起こした？ごめん。』
「いえ、大丈夫です。何かあります？」
『あ、体温計持ってきてもらえる？』
山本が持ってきてくれた体温計で熱を測る。
38度。なかなか高い。体温計と一緒に山本が持ってきてくれた冷えピタを額に貼った。
「ふえ？」
驚いた顔をしていたけど、素直に貼らせてくれた。
時間を見ると午前4時。もう少し眠れそうだよね。
俺に抱きついたままの吉田くんの背中を撫でてあげてたら、いつの間にか眠ってしまっていたみたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「QuizKnock」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
linns＊(プロフ) - グデぱんださん» そう言っていただき、ありがとうございます。リクエストいつでもお待ちしています。 (2020年6月26日 0時) (
レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
グデぱんだ(プロフ) - コメント失礼しますm(__)mめちゃ良かったです！ありがとうございます！おまけも書いてくださりありがとうございます！またリクエストする時はよろしくお願いしますm(__)m (2020年6月26日 0時) (レス) id: 5fa5c100ed (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - ういかさん» ありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです(^^) (2020年6月21日 21時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
ういか(プロフ) - リクエスト応えてくださりありがとうございました！面白かったです！これからも頑張ってくださいね(^ ^) (2020年6月21日 21時) (レス) id: 870724d1be (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - さーにゃんさん» 喜んでいただけて良かったです。またリクエストお待ちしています。 (2020年6月20日 17時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：linn's | 作成日時：2020年4月27日 11時
