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伊沢side
すぐに戻ると言って1時間以上が経っていた。
「そう言えば、河村さんの事気にしてました。」
「来てないって」
『そう言えば、河村さんって。』
「今日は夕方に来るそうです。呼び出されたって。実家の方に。」
俺たちは慌ててオフィスを飛び出した。
『何で、1人で行くんですか？』
俺はそう愚痴りながら、必死で福良さんを探して走り回った。
オフィスに残っていた川上から、ライターの1人が福良さんが歩いているのを見たと情報が入り、みんなてそっちに向かった。住宅地を越えたところに小さな公園があった。ベンチがあるくらいで、遊具のない小さな公園。
「「福良さん」」
山本とこうちゃんの叫び声に、そっちを向くと、誰かが押し倒していた。押し倒されているのは、、、
『福良さん？』
俺たちは走り寄って、男と福良さんを引き剥がした。
「チッ」
男は俺たちを見ると舌打ちして、走り去って行った。
『福良さん、怪我はないですか？」
肩で息をしながら何とか頷く福良さん。引きちぎられたのか、ボタンが１つ飛んでいた。
俺たちは、その足で警察署に行き、被害届を出した。山本とこうちゃんにオフィスに置いてあった証拠を持ってきてもらって。
オフィスに戻った時は、すっかり遅くなってしまっていた。
河村さんが簡単な食事を作ってくれていた。
「河村、ごめん。」
「ううん。僕の方こそ。ありがとう。」
福良さんを呼び出した。脅迫めいたメール。河村さんがいない事で、慌てて飛び出して行ったんだ。そう分かって。
福良side
男が逮捕されたのは3日後。確認のため、伊沢に付き添ってもらい警察署に行った。
オフィスに戻ると、みんなの明るい笑い声が聞こえてきた。
「「おかえりなさい」」
「おかえり」
「お疲れ様です」
みんなが声をかけてくれた。
『何かあったの？良い匂い。』
「あ、ポテトチップ」
「福良さん。手作りですよ。出来立て。」
「俺たちも手伝ったんです。」
『美味しい』
いつものポテトチップよりも美味しくて、涙が溢れていた。
「福良、良い塩加減なんだから。」
「そうですよ。笑顔で食べましょう。」
笑顔の溢れたこの瞬間。良かったここに戻って来れて。みんなに助けてもらえて。本当に最高の仲間だよね。
ーーー
グデぱんださんリクエストありがとうございました。
こんな感じでいかがでしょうか？
またリクエストお待ちしています。
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linns＊(プロフ) - グデぱんださん» そう言っていただき、ありがとうございます。リクエストいつでもお待ちしています。 (2020年6月26日 0時) (
レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
グデぱんだ(プロフ) - コメント失礼しますm(__)mめちゃ良かったです！ありがとうございます！おまけも書いてくださりありがとうございます！またリクエストする時はよろしくお願いしますm(__)m (2020年6月26日 0時) (レス) id: 5fa5c100ed (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - ういかさん» ありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです(^^) (2020年6月21日 21時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
ういか(プロフ) - リクエスト応えてくださりありがとうございました！面白かったです！これからも頑張ってくださいね(^ ^) (2020年6月21日 21時) (レス) id: 870724d1be (このIDを非表示/違反報告)
linns＊(プロフ) - さーにゃんさん» 喜んでいただけて良かったです。またリクエストお待ちしています。 (2020年6月20日 17時) (レス) id: 2db5c5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：linn's | 作成日時：2020年4月27日 11時
