【Q K】裏顔《all》 ② (ページ38)

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fkr side

勢いでAに全て任せちゃった訳だけど、大丈夫かな…

河村はまだ何とかなるけど、厄介なのはこの社長。

sgi｢伊沢、まだ決まったって訳じゃないしちゃんと話し合うのが筋だろ？｣

izw｢河村さん抜けるって言ってたじゃないすか｣

こう見たら"自分の意見を通して貰えない駄々こねてる子供"に見えなくもないが、河村にも非はある。

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fkr｢っていうのが今回の依頼なんだけど、どういう作戦で行けばいいかまだ見当つかなくて｣

izw｢乗り込むのが1番な気がする｣

一番最初に発言した伊沢が出した案が乗り込む案。

乗り込むと言ってもズカズカ入っていくのでは無く、客や店員に成りすまして特定の時間になったらカジノ内で行動を開始するというもの。

要するに全員潜入班として乗り込むって訳。

まぁそれもありかな。

kwmr｢いや、リスクが高い｣

伊沢の案を遮ったのが河村。

普段から意見の食い違いはあるが、割とすぐ解決出来ていた気がする。

だからまたいつもみたいな感じだろうなって放っといていた。

kwmr｢カジノ内で乱闘したら囲まれた時に危険。裏で1人ずつ消して行くしかない｣

要するに河村は少しずつカジノ内の人間をカジノ裏で消していく戦法。

リスクは低いし、そっちもいいかもしれない。

izw｢そしたら時間かかってカジノ内の人間も気付き始めるから難しい気がする｣

kwmr｢気付き始めたら１回退散して後日やり直せばいい｣

izw｢そんな事したら裏カジノの場所がバレたって気付かれて場所ごと逃げられる｣

kwmr｢あんな広くて設備も整ってる場所をそう簡単に手放す訳ない｣

気付いたら2人でずっと話してて他のメンバーが意見を入れる隙間がないくらい。

sgi｢ちょ…とりあえず落ち着けって｣

izw｢俺らは短時間で一気に仕留めないと意味が無い｣

kwmr｢伊沢はそんなにメンバーを殺したいのか｣

fkr｢ちょっと河村｣

izw｢そんな事言ってねぇよ｣

kwmr｢どう考えてもそう言ってるようにしか聞こえない｣

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