【Q K】裏顔《all》 (ページ5)

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目の前には私達の秘密の隠れ家。通称QK。

ここでは表向きのQuizKnockとは離れて、メンバーもコードネームで呼び合う。

fkr｢こらQK前でナンパしないの～｣

後ろから声がしたかと思えば遅れてきたｱｼｬｰがいつものふわふわした笑顔で立ってた。

fkr｢新しい情報入手したから早くQKに入って～｣

ｱｼｬｰに背中を押されながらQKに入る。

中からは先に来ていたメンバーの声と共に暖かい空気が流れてきた。

｢お疲れ様でーす｣

sgi｢あ！ﾌｪｲﾝちょっと来て！｣

ﾄﾞｩｰﾑが私の目の前に来たかと思うと手首を掴んで部屋の奥まで連れて行く。

いきなりの事だし、誰か怪我でもしたのかな…

そう思ってﾄﾞｩｰﾑの後を付いていくと

sgi｢じゃじゃーん！｣

連れてこられた先にあったのは

｢…なんですか、これ｣

sgi｢何って…ﾄﾞｩｰﾑ特製睡眠薬DXだよ！前、調合に大苦戦して完成できなかったやつ！5時間も掛けてやっと完成したんだから～！｣

確かにこの間私とﾄﾞｩｰﾑと助手のﾁｪｲｽと一緒に睡眠薬を1から作ったんだけど…

｢出来たのこの量だけ…？｣

sgi｢調合するだけじゃ強力なの作れなくて、無駄な成分を加熱して飛ばしてたらこの量になっちゃった｣

ちんまりとした小瓶2つ分。

きっと潜入捜査班のｵｰｳｪﾝと私の分だろう。

有難く頂戴した。