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sgi｢あ〜！終わった〜！｣
向かいのデスクの須貝さんがぐいーっと伸びをして珈琲を1口飲む。
それに釣られて私もちょうど終わった仕事を切り上げてココアを飲む。
izw｢じゃあ今日は終わり〜｣
社長がそう声を掛けると社員は『お疲れ様でした〜』と声を掛けてオフィスを後にしていく。
私も身支度をしてそのオフィスを後にする。
ymmt｢Aっ、一緒に行こっ！｣
｢っわ…！びっくりした…｣
後ろからトンっと肩を押されて振り返ると山本さん。
この可愛いルックスに何人の子がやられたか…
ymmt｢ごめんごめん〜w、今日は潜入？｣
｢いや、まだ福良さんから場所聞かされてないからまだ分からないんだよね｣
ymmt｢じゃあそのままQKに集合？｣
｢そ！｣
ymmt｢それなら一緒に行こ〜！｣
2人で｢お疲れ様でした〜｣とオフィスを後にして外の風に当たる。
そろそろ肌寒くなってきたなぁ…アウターの季節かな…
ymmt｢ね、Aさ、またここやられたでしょ？｣
不意に山本さんの指先が私の首元に当たる。
きっとそこには前回の相手に付けられた跡。
｢あ〜…ちゃんと消えてなかった？コンシーラーで消したつもりだったんだけど｣
ymmt｢朝は気付かなかったけど夕方からうっすら見えてたよ｣
｢これは次から絆創膏貼らなきゃなぁ｣
ymmt｢そっちの方がバレやすいんじゃない？w｣
｢山本さんには関係ないです〜｣
ymmt｢こら｣
注意されると思い足を止めるとそっと耳元で山本さんの声が響く。
＿＿＿＿＿＿＿＿ymmt｢もう山本じゃなくて《ﾁｪｲｽ》でしょ？｣
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作者名：＿｡香織 | 作成日時：2021年1月9日 22時
