181 ページ36
マサイくんがいなくなったリビングはとても静かで、
そんなリビングを見渡して、自分のした過ちを振り返った。
私、酷いことをした。
また、マサイくんを傷付けた。
私は、どこまで人を傷付ければ済むんだろう。
「ちゃんとっ、言えば……」
私がちゃんと真実を言っていたら、こんなことにはならなかった。
なんで私はあのとき言わなかったんだろう。
マサイくんを傷付けない為？シルクくんを傷付けない為？
……結局、どちらも傷付けた。
すると、突然玄関のドアが開いた音がした。
…マサイくん…？
多分真っ赤になっているであろう目を擦って玄関を見ると、
「ぺけ…くん？」
ぺけたん「あぁ、目、真っ赤じゃん」
ぺけくんが靴を脱いで近付いてくる。
なんで、どうして。
ぺけ「マサイがね、家飛び出してきたって言ってたから」
「Aちゃん泣いてるだろうなって心配しちゃって」とぺけくん。
そんなぺけくんが優しくて、泣いている私を優しく抱き締めてくれた。
ぺけたん「マサイに許可とってるから安心して」
そんなことを言うぺけくんの腕の中で私は久しぶりに思っきり泣いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カオリ - 頑張ってください┏○ﾍﾟｺｯ (2017年12月18日 0時) (
レス) id: 8753b359ba (このIDを非表示/違反報告)
＿｡香織(プロフ) - 石岡咲枷さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月19日 13時) (レス) id: 081ee9ce6c (このIDを非表示/違反報告)
石岡咲枷(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！ (2017年11月19日 8時) (レス) id: 7f55965374 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＿。香織 | 作成日時：2017年11月3日 9時
