Avntis Eiji 2

#　59 ページ9

りくside


俺、いつの間にかAさんのこと好きになってた。


そう気付いたのはこの間アバハウスにお邪魔させてもらったとき。



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りく「お風呂ありがとうございましたー」


そらちぃ「おう」



お風呂に入らせてもらったとき、急いで上がったから髪の毛を拭かずに出てきた。


皆入るし、俺がずっと洗面台に居たら困るしな。


そう思ってリビングのソファーに座っていたら。



「あー！陸くん髪の毛拭かないと風邪引くよー？」



そう言うとAさんは俺の肩に掛かっていたタオルを取って俺の髪の毛を拭き始めた。


え、ちょっ、今、どういう状況…？


Aさんは俺の感情なんか気にしないでわしゃわしゃ拭き続ける。


拭き終わったあと、Aさんは俺の顔を覗き込んでこう言った。



＿＿＿＿＿＿「っはは！陸くん顔真っ赤 笑笑」



俺はこのときAさんに惚れたんだ。


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そうだとも知らずにこの人はずっと俺の目の前で笑ってる。



「えいちゃん、酷い顔してんね 笑笑」



Aさんは俺がさっき撮ったエイジくんの寝顔の写真を見て笑ってる。


そんな笑顔もやっぱり可愛いって思ってしまうんだ。


＿＿＿＿＿俺、やっぱり男だな。

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