Avntis Eiji 2

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えいちゃんと2人っきりで車に乗る。


相変わらず車の中では私の大好きな洋楽が流れてて。


「あ、またその曲聴いてる」って指摘するえいちゃんを見るのが楽しい。



エイジ「Aがその曲ばっか掛けるから覚えたじゃん」


「えー 笑 じゃあ歌ってよー 笑」


エイジ「音痴バレるから嫌だ」



音痴じゃないのに。


いつも動画で即興曲歌ってるのに。


そんなことを思いながら窓の外を見る。


綺麗な街並みが流れている上では綺麗な青空がずっと見えていた。


実は私、空の景色を撮るのが好き。


一時期、スマホ内の画像が空の景色1色になったことがあった。



「ねぇ！えいちゃん！空綺麗！」


エイジ「本当Aって空好きだよな」



えいちゃんのその言葉を背で受けながら私は窓越しに空へレンズを向ける。



「ほら！綺麗に撮れた！」



ちょうど赤信号で車が止まったのを確認してえいちゃんにさっき撮った画像を見せる。



エイジ「お、Aのくせに綺麗に撮れてるじゃん」


「Aのくせにって何！？」


エイジ「ほら、暴れんな、青になったから」



「うるさいし、事故りそう」とか言いながら運転を再開するえいちゃん。


そんなこと言われても動じないのが私。


リュックから自分のパソコンを取り出してセカンドチャンネルの編集をする。


実はセカンドチャンネルの編集を任されているのは私。


えいちゃんの仕事を少しでも減らしたいと思って勢いよく立候補してみたけど。


最初の頃は挫折ばっかり。


今では色々えいちゃんに教えてもらったお陰で自分で出来るようになった。



エイジ「あー、俺も編集してぇ」



ハンドルを握りながらそう呟くえいちゃん。


私は少し鼻を高くして編集し続けた。

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