）** dama ページ28
*病的表現含まれます。苦手な方は次のお話へどうぞ。
Aが倒れた。
朝「行ってきまーす！」と元気よく出ていったあのAが。
必死に病院内を走る。
走る。走る。走る。
ダーマ「A！！！」
集中治療室で眠っていたAの顔色は白くて。
今にも壊れてしまいそうな様子だった。
＿＿＿＿＿＿＿『もう、持ちません』
医者からその言葉を聞いたとき、殴りたくなった。
なんでAなんだよ。もっと治療出来たんじゃねぇのかって。
Aの親はもう何年も前に亡くなっている。
だから傍にいてやれるのは俺しかいなくて。
Aの隣に座りながらAとの思い出をいくつも思い出していた。
「だ……ま……」
ダーマ「Aっ！？！？」
声が聞こえたと思うとうっすら目を開けて俺を見つめていたAがベッドに寝ていた。
＿＿＿＿＿まだ…………助かる……！
急いでAの枕元にあったナースコールを押そうとする。
けど、Aがそんな俺の手を止めた。
「もう……無理だよ……」
ダーマ「そんなんわかんねぇだろ…！！」
「わかるよ……だって、自分の体だもん…………」
Aは一生懸命俺の目を見て言った。
ゆっくり、一言一言。
「ダーマ……私、ダーマだけは一人にしたくないって思ったの……」
「実は前から病気があるのは……気付いてた……」
「でも、入院したら……ダーマといる時間……減ると思って……」
Aはバカだ。
無駄に優しすぎる。なんでこんな時でも俺のことを考えられるんだよ。
「私っ……ダーマと……結婚したかった……」
Aのその言葉に俺は反応して自分の鞄からあるものを出す。
ダーマ「Aっ、これっ……＿＿＿＿」
そこにはもう息をしているAはいなかった。
ピーっという機械音が病室内に響き渡る。
今日渡すためにずっと黙っていた＿＿＿指輪。
ダーマ「なんでっ今日なんだよっ…………」
指輪を片手に握り締めながら俺はその場に崩れ落ちた。
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＿｡香織(プロフ) - ハイルさん» よかったです(^^)ありがとうございます(^^) (2017年10月8日 11時) (
レス) id: 081ee9ce6c (このIDを非表示/違反報告)
ハイル(プロフ) - リクエスト応えてくださってありがとうございます！和みました…！！これからも頑張って下さい！！ (2017年10月8日 11時) (レス) id: 134e8a9182 (このIDを非表示/違反報告)
＿｡香織(プロフ) - たちょらーさん» リクエストありがとうございます！ シルクくんで了解です(^^) (2017年10月5日 7時) (レス) id: 081ee9ce6c (このIDを非表示/違反報告)
たちょらー(プロフ) - シルクさんで、日常的な感じでほのぼの、のんびりしてるお話をリクエストしてもいいですか？ (2017年10月4日 12時) (レス) id: f9c589a444 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - ＿｡香織さん» はい！お願いします(o^^o) (2017年9月30日 19時) (レス) id: 5acf77fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＿。香織 | 作成日時：2017年3月14日 18時
