で は 、 授 業 を は じ め ま す

27時限目 ページ27

.







「…ぅ、あぁ…。最悪過ぎ」







目が覚めると、自分はソファに寝ていて。
ソクジンさんとホソクさんは床に倒れているように寝ていた

時計を見れば10時過ぎだった







「酒臭っ…はぁ、」







お風呂には昨日入ったし、仕方ない。学校行くか…

それよりこの2人どうしよう。まぁいっか、その内起きて帰るでしょ







顔を洗って、制服を着て、鞄を持ち、
起こさないように玄関の扉を静かに開ける







.







いつものように保健室に入れば、少し不機嫌そうな先生の顔がアップで映る







「な、何…」



YG「お前、ついに酒にも手ぇ出したのか?」



「はぁ?違うわ…これはソクジンさん達が…ちょ、何!?」







あんな事を伝えられると、少なからず意識していて。なのに今、こうやって抱き締められると







「…………ｯ」







自然と顔が赤くなるわけで、離れようとしても先生の力が強すぎて抜けられない

やめてほしい、私を抱き締めないで







YG「…俺、お前のこと好きかもって言ったじゃん。好きになるって言ったじゃん………なのに、ソクジンさんって………誰?」







そんな風に思わせ振りなこと言わないで







YG「…………普通に、嫉妬する」


「……何それ、」








私、尻軽な女にはなりたくないのに

そういう対象で先生のこと見ちゃうよ?いいの?







YG「……どうした?」








ねぇ、先生?

もしかしたら私、先生のこと







「好きに、なっちゃったかも………なんて、」ﾎﾞｿｯ








こんなに簡単には落ちる女は

嫌ですか?

28時限目→←26時限目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す