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TH side
あの日から
Aにバレた日から
何故か何をするにもやる気が起きなくなった
でも仕事を休むわけにはいかなくて
なんでこんなことしたんだろう…と、また後悔しだす
"届かなかったんだ…ｯ"
それだけが頭の中からずっと消えなくて
その時のAは
手を強く握りしめて
昔と同じ目をしていた
その目を見て、やってしまった
本能的にそう思った
ごめんって謝ればよかった
ダメだ、ダメだったんだ…
このままじゃ、また愛を知らないAに戻っちゃう…
そう思ったら居てもたっても居られなくて
すぐにユナとは別れて
ベッドのシーツも枕のカバーも
全部新品に買い換えた
毎日泣いてはごめんを繰り返して
家で帰ってくるのを待っても、そんな気配は全然なくて
終わっちゃうの…?
このままなんて嫌だよ、
ごめん、何度でも謝るから
いつもの笑顔で
TH「俺の前に戻ってきてよ…ｯ」
俺Aが居なきゃ、やっぱり辛いよ…
ごめん、本当ごめん
そう何度も思いながら声にだしていたら
いつの間にか夜が明けていた
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