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RG side
患者さんを受付まで送り、仕事に戻ろうとした時に
誰かが走りながら正面玄関から入ってきた
誰だろう、そう思って少し目を細めながら顔を見ると
RG「え、Aさん!?」
それは他の誰でもないAで
急いで駆け寄れば、息はとても上がっていた
運動しないでって言ったのに…
そう思いつつも、彼女を支えて近くのソファに誘導する
調はない息を少しでも落ち着かせるように、ゆっくりと背中を擦る
無事に落ち着いてよかったと安心しながらも
どうしてここに走ってきたか、なんて聞くと
「あの…入院明後日からって話、今日からじゃ迷惑になりますか?」
少しばつの悪そうな顔をしながらもそんなお願いをされた
一瞬戸惑ったものの、
RG「もちろん!」
断る理由は何処にもなくて
寧ろ、一緒に居れることが嬉しい感じた
そうしたらAは凄く安心した顔をして
そのまま俺の方に寄りかかってきた
早くどかなきゃ、そんな風に手を動かすけど
全然ダメだったみたいで
RG「っふは笑 Aさんきっと疲れてるんですよ。俺は構いませんから、もう少し……そのままでいてください。ね?笑」
なんて言えば、少し頬を染めて大人しく肩に頭をのせてきた
それがまたなんか嬉しくて
あんなに心配だった妹が、今横で笑ってくれてる
本当にそれだけなのに
ぽっかり開いていた穴がすぅっと埋まるように感じた
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