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「違うよ、きっと…違う、」
持っていた荷物は手からずり落ち
彼の寝室に向かう脚は軽く震える
大丈夫、大丈夫
そう自分に言い聞かせてそっと扉を開けると
「ｯ…嫌、なんでｯ………」
テヒョンと知らない女性の姿
止めて、そこで寝ないで
そこは私の特等席なのｯ
寝起きの彼の顔を1番にみられて
彼を近くで感じられる
私だけの場所なのｯ…
TH「…………ｯ、A…」
寝返りを打って、目覚めたのか
身体を起こした彼と目が合う
「私、何かしたかなっ…?」
泣いちゃいけないのに、溢れる涙は止まらなくて
TH「………俺のこと、好きじゃないんでしょ?」
っえ…?
そんな事ない、貴方のことが好きで好きで堪らない
なのに…どうしてそんなこと言うの、?
「ちがっ、違うよ…テヒョン?どうし…
TH「ジミナがいいんだろ?それともユンギヒョン?ジョングガ?…………前から、何か隠してると思ってたんだよ。でもまさか、浮気してたなんてね?笑」
………………。」
その時、私の真っ黒だった心が
もっとどろどろに…黒くなった気がした
頑張って、心配させないようにしてきた
自分の事はいいから、彼に迷惑にならないようにって…
なのに、
「届いてなかったんだ…ｯ」
それだけを呟いて、私は走り出した
運動…しちゃダメなのに、笑
きっとこれは、
友達と言う名の彼の仲間に甘えてた
神様からの私への罰なんだろう
そんな事を呑気に思っていた
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