呪詛師じゃなくて殺人鬼【呪術廻戦】

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五条悟さえ邪魔しなければ、私が死んでいれば

失わずに済んだ命がどれだけあることだろう。殺人鬼として人を殺す事も、悠仁達の存在を知ることも、存在するはずのない未来だった。

全てはこの男が私の邪魔をしたから始まったの









「アンタが私を生かしたから！大勢の人が死んで、才能ある子供達を危機に追い込んだ！ねぇ、あの時分かってたでしょ？私は人を殺す事を止めないって、それなのにアンタは…」


五「そうだね、全部僕が原因さ。あの時術式に関わらず殺せば良かった、最高に後悔してる」


「ホント最強っての名前だけだったじゃ…あ"ｯ！」









掴まれてた腕に鈍い痛みが走る

力が入らない、骨折られたか









「ははっ、怒りに任せて私の腕折るとか…最低」


五「黙れよ」









あーあ、めっちゃ怒ってるよ

死ぬのか、私ここでコイツに殺されて死ぬんだ
何でコイツなの？私嫌だって言ったのに、まぁ今更考えても無駄か、どうせ死ぬし

そんな呑気な事を思ってると、突然掴まれる首









「首締めってｯ…趣味、わっる」


五「人を勝手に殺したのはお前だろ。いくら僕でも、知らないところで殺されそうになってる人を助けられる訳じゃない。そこに呪霊が絡んでないなら余計ね」


「ｯはっ、言い訳かよｯ」


五「恵達に、会わせなければよかった」


「自分からした癖にｯ…！」









私だって、会いたくなかった









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