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.*…
騒音が鳴り響き狩りが終わる。
怪我人を救護する人もいれば独りの人もいた。
今日はもう探しには来ないと思う。逃げるなら今日だ。
離れ離れになったオリバーを探していると、ある風車が目に入った。
扉を開けようと努力してみるが全くびくともしない。
(何のために鍵を…)
それほどまでに隠したいものがあるのか…、
「何してる？」
突然声をかけられて、肩がびくつく。
声の主はオリバーで、私の顔を見た瞬間に表情が明るくなった。
さっきの！、と言って私の肩を掴む彼を一旦切り離し真剣に事情を話していく。
「…そっか。Aも辛い思いしてたんだな」
「それよりオリバー、ここを出よう！二人でだったらここから…」
結果は断られた。この猟庭を終わらせるそうだ。
無理だ。不可能だ。奴等は殺せない。
そう言ってあげたいのに、出来なかった。
何故か笑顔で応援してて、それに笑って返してくれるオリバーなら本当に成し遂げてくれそうで…。
瞳が揺れるのが分かった。
家族に会いたいなぁ、って気持ちが込み上げて来て、気付けばその場から走って逃げていた。
確か鬼達が使っている外に通じる通路があったはず。
そこから逃げれば…！！
.
だがそんな考えは甘かった。
こんなこと、誰が考えただろうか。
まさか全ての鬼が知性を持っている訳ではないと誰が知っていただろうか。
「ﾁｯ……抜かった…！！」
知性があれば私を殺すまではいかず、必ず捕らえるだろうと考えたのだが
まさか知性を持っていると言う “前提” すら消え去っているとは。
背後には6本の足を無造作に動かし続ける無知性の鬼達がわんさかと続いていた。
徐々に数が増えている。
流石に危機を感じ始めた頃には、そうそうと体力も残っておらず足が縺れたその時だった。
「A！！」
誰かが私を呼んだ気がして振り返るが、いるのは無数の野生鬼だけ。
転んで動けない私は唾を垂らす鬼達に死を覚悟した。
飛んでくる大きな手を身を捩ってでも避けた。
必死に避けるだけで鬼達から逃げられるはずも無く、開かれる口と定期的に並ぶ牙。
(ここで終わり……)
ブシュ
そう音を出して潰れた鬼の頭に刺さっているのはよく見たことのある武器で、私が今まさに持っているものと一緒だった。
.
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カルビ(プロフ) - 薙(nagi)さん» あ、え…！！？生きてくださいー！！(笑)私もレウウィス大公強いし考えが結構おかしいところも好きです！かなりサイコパスなとことか…。読んでくださりありがとうございます！！ (2019年4月14日 23時) (
レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - リウウィス卿が推しの私にこれはあかん………駄目だ…心臓がもた…な………(絶命 (2019年4月14日 22時) (レス) id: ea3376027d (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - ろろさん» すみません！分かりやすく出来るよう努力します！！理解できてよかったです！私も語彙力高めないとですね…(泣)ありがとうございますぬ(笑)頑張ります (2019年4月6日 23時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
ろろ(プロフ) - 馬鹿な私は語彙力もなければ、理解力もないので難しかったです←失礼もう一回読み直したら分かりました。おもしろいですぬ←ぬってなんやねんがんばってね (2019年4月6日 22時) (レス) id: 8d62b8c277 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - スターフォロワーさん» そう言ってもらえて、とっても嬉しいです！！はい、ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年4月4日 21時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルビ | 作成日時：2019年4月3日 19時
