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*…



「Aー!ママが呼んでるよ!」

「うん、今行くってママに言って?」



フィルに微笑んでそう言えば来た道を戻って行った。


エマが私を呼ぶが、この場にいる全員が既に分かっていた。




もう____


手遅れだってこと。




柔く微笑んで言ってみる。



「あのね、エマ。私、ちょっと不思議だったの…」



何で面識なく里親が決まってしまうのかが__



やっと今それが分かった。


私達と相手の相性を見る必要もない

私達の意見を取り入れるまでもない


全ては利益のため。



「ノーマン、エマ、大好きだよ。
またいつか会おうね」

「っ……A!!お願い生きて…」

「ごめんね…、っ…ごめっ、ん…ね…」



抱き締めてきたノーマンは強く、でも優しく私を包んだ。


いつぶりなのだろう。ノーマンとこうして
触れ合うのは…。


ノーマンの頭を優しく撫でれば、ぎゅうと更に腕の力が加わった。



だが、そんな時間も束の間。遅かった私を心配してかママが迎えに来た。


無自覚なのか、二人は顔を顰めてママを睨むような目を向けていた。


だが対照的にママは余裕の笑みを浮かべ、私に歩み寄り肩に手を置いた。



「A、遅いから心配したわよ。
皆も待ってる、さぁ行きましょ」

「うん、ママ。二人も来てくれる?」

「「…うん」」


私達はママに促されるがままに玄関まで足を揃えて歩いた。


玄関には沢山の愛しい兄弟達が。


その中にレイの姿は見えなかったが、想定内だった。


さっきもあの様子だったから辛いのだろう。


最後くらい一緒にいたかったな。


.

3→←お別れ



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カルビ(プロフ) - 薙(nagi)さん» あ、え…!!?生きてくださいー!!(笑)私もレウウィス大公強いし考えが結構おかしいところも好きです!かなりサイコパスなとことか…。読んでくださりありがとうございます!! (2019年4月14日 23時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - リウウィス卿が推しの私にこれはあかん………駄目だ…心臓がもた…な………(絶命 (2019年4月14日 22時) (レス) id: ea3376027d (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - ろろさん» すみません!分かりやすく出来るよう努力します!!理解できてよかったです!私も語彙力高めないとですね…(泣)ありがとうございますぬ(笑)頑張ります (2019年4月6日 23時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
ろろ(プロフ) - 馬鹿な私は語彙力もなければ、理解力もないので難しかったです←失礼もう一回読み直したら分かりました。おもしろいですぬ←ぬってなんやねんがんばってね (2019年4月6日 22時) (レス) id: 8d62b8c277 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - スターフォロワーさん» そう言ってもらえて、とっても嬉しいです!!はい、ありがとうございます!頑張ります!! (2019年4月4日 21時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルビ | 作成日時:2019年4月3日 19時

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