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.*…
noman side
ほらこれだ。
無茶で、無謀で、甘くて、幼稚で、
けど、
まばゆいくらいに真っすぐで。
一生懸命考えたんだろうな……。
てんで無茶苦茶だけど。
でもエマは分かっていない。
その気持ち、その思いだけで、
どれだけ僕が幸せだったか。
だから僕は辛くても怖くても笑顔でいられた。
それと………、二人が__
Aが……居てくれたから____
今も笑って逝けるんだ。
エマの頬を手で包み笑ってみせる。
「時間よノーマン」
拾った帽子を被せてくれるママに返答して立ち上がる。
この後に及んでまだ制止をするエマにママも流石に皆の前にも関わらず脅しをかけた。
じゃあエマとレイのこと頼んだよ、とドン、ギルダにそう言えばしっかりと頷いてくれる。
そしてAの時と同様、壁に背を預けるレイに微笑んだ。
「エマ…」
「うん…」
「ありがとう」
「うん…」
「騙してごめん」
「うん…」
「ケガ……、増やさないでね」
「うん…」
「無茶のしすぎも」
「…うん」
「ちゃんと食べてね」
「うん…」
「あとを頼む」
「うん…」
どんな声をかけても曖昧な返事で心配だが「大丈夫。絶対諦めないでね」そう言えばエマは歯を喰い縛り、しっかりした「うん」を聞かせてくれた。
皆に手を振りハウスを出る。
しばらく歩いて口を開いたのはママだった。
「空っぽなのね……、トランク」
「うん……。“ほぼ„ ね。必要ないから……。だって何を入れても持って出ることはできないでしょう？」
「………、」
無言、肯定と言ったところだろうか。
僕の思い出の品。
これだけは……、持って出れないとしてでも持って来たかった。
もしこれが本当の里親ならどれほど良かっただろうか_____
「あなたら決して逃げない。分かっていたわ、最初から私には。あなた、優しい子だもの」
「立派よ。あなたは正しい。これでレイとエマは満期で出せる」
「[決められた時間、最期まで]
[お家の中で幸せに]？」
「そう、[幸福な一生]」
僕は一回顔を伏せると再び顔を上げてママに質問してみた。
最期のちょっとした悪足掻き、意地悪のように。
「ねぇ、ママは幸せ？」
一瞬、ほんの一瞬だけだが僕は見逃さなかった。
あんなに鉄壁だったママが表情を崩して驚いたのだ。
本当に予想外だったのか、図星なのかは分からなかったけど…。
ママはこう答えた。
「幸せよ」
「あなたという子に会えたもの」
僕は何も反応せずに近づく門を見据えていた。
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カルビ(プロフ) - 薙(nagi)さん» あ、え…！！？生きてくださいー！！(笑)私もレウウィス大公強いし考えが結構おかしいところも好きです！かなりサイコパスなとことか…。読んでくださりありがとうございます！！ (2019年4月14日 23時) (
レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - リウウィス卿が推しの私にこれはあかん………駄目だ…心臓がもた…な………(絶命 (2019年4月14日 22時) (レス) id: ea3376027d (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - ろろさん» すみません！分かりやすく出来るよう努力します！！理解できてよかったです！私も語彙力高めないとですね…(泣)ありがとうございますぬ(笑)頑張ります (2019年4月6日 23時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
ろろ(プロフ) - 馬鹿な私は語彙力もなければ、理解力もないので難しかったです←失礼もう一回読み直したら分かりました。おもしろいですぬ←ぬってなんやねんがんばってね (2019年4月6日 22時) (レス) id: 8d62b8c277 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - スターフォロワーさん» そう言ってもらえて、とっても嬉しいです！！はい、ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年4月4日 21時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルビ | 作成日時：2019年4月3日 19時
