ごじゅうよん ページ9
お手伝いをすると言ってくれたものの、この状況は予想外だったわけで。
「あの、普通に歩きません？」
放課後、SPさながら私を囲みながら歩く彼らは案の定とても目立っていた。
「めちゃくちゃ面白いから写メ撮っていい？」
「やめてください」
一歩後ろを我関せずと歩いているそらるさん先輩がスマホを取り出したが、すぐに阻止した。
「せやけどいつ何がどこから来るか分からへんのやろ？」
「いや、さかたんより私の方が早く気付くよ」
「僕は少し見えるようになってるもんねー！」
「まふくん、それは自慢することじゃないし、君はどっちかって言ったらこっち！」
と私の隣を指さすと、大人しく近付いてきた。
「寂しかったの？」
「違います！この中じゃまふくんがいちばん取り憑かれやすいの？」
「え、センラくんより？お守りあるのに？」と驚くまふくん。
センラくんとまふくんではそもそもの器が違うのだ。
「センラくんが普通なの。っていっても皮の鎧と皮の盾装備してる感じ。まふくんは元々取り憑かれやすい体質に加えてこの間のことで、霊を受け入れやすくなっちゃってるの。裸で魔王に立ち向かうようなものだよ！」
後ろでそらる先輩が吹き出したような気がするけど、一旦聞かなかったことにする。
「まふ、ゲロ弱やん」
「俺、皮の鎧か〜。もうちょっとええ装備欲しいなぁ」
「ひ、酷い...！あ、そらるさん！そらるさんは？」
そう言われ改めてそらる先輩を見る。
相変わらず放っているオーラは独特で、そう、まるで龍さんみたいな。
「そらる先輩は、霊が少し怖がって近付かない感じ」
「何それ...かっこいい...」
「睨むな、まふ」
「あ、じゃあさかたんは？もっと凄いん？」
「さかたんは、こう、元気すぎて一緒にいるとちょっと大変だからやめとこうっ感じ」
「え？それひどない？」
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まろまゆこ(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます！悩みに悩んだラストだったのでそう言って頂けると嬉しいです(*´ｪ`*) (2019年4月14日 8時) (
レス) id: 0dff0cf5de (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 素敵な終わり方で感動しました。ありがとうございます。 (2019年4月14日 8時) (レス) id: 4ed3c725ff (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆこ(プロフ) - じゅうさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年4月14日 8時) (レス) id: 0dff0cf5de (このIDを非表示/違反報告)
じゅう - コメント失礼します。とても面白く、一気読みしました。番外編待ってます!これからも頑張ってください(≧∀≦) (2019年4月14日 4時) (レス) id: 09d3df211f (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆこ(プロフ) - ペンパルさん» ありがとうございます！番外編を予定しておりますので、よろしかったらそちらもよろしくお願い致します(*´ｪ`*) (2019年4月13日 20時) (レス) id: 0dff0cf5de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろまゆこ | 作成日時：2019年4月5日 7時
