心は繋がっているから。 (ページ12)

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Episode７ページ12

雪side

翌朝…

朝になった。

いよいよ今日から作戦決行…の、予定。

上手く妖怪探偵団に乗り込めるかしら…ツナギ。

私は、悩んだ挙句、妖怪探偵団に加盟しない道を選んだ。

入ってしまえば、外部からの調査ができなくなる確率しかないからだ。

でも、それではあまりウォッチ使いに近付けない。

特に、天野ナツメには。

んー。と、頭を悩ませながら通学路を歩く。

ツナギ｢さっきから考え事してるみたいだけど、どうしたの？｣

雪｢今日からの作戦の事を考えてたのよ。｣

ツナギ｢あー。なるほど。｣

雪｢私は、妖怪探偵団には入らずに、外部から調査する事にしたから。内部調査はよろしく。｣

ツナギ｢ちょっと。それずるいよね？ね?!｣

雪｢元はと言えば、ツナギの主を探す調査じゃない。とにかく、私は中には入らないわ。何かあったら結晶石(けっしょうせき)でも飛ばして助けに向かわせるから。｣

ツナギ｢……(￣･ω･￣)｣

雪｢な、何？｣

ツナギ｢なんでもー。あー、めんどくさい。｣

雪｢んじゃ、頑張ってねー。｣

そう言って教室に入り、今日も”偽りの笑み”で、皆に笑いかけた。

さっきの話が、誰かに聞かれているとは知らずに。

✂--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✂

解説のコーナー(by.ルナ♪

結晶石(けっしょうせき)→雪が操ることの出来る雪の結晶で出来た、とある人物の妖気の込められた石。雪の思い通りに動くようになっている。選ばれし1部の者しか扱えない。

では(。＞△＜)//～ﾊﾞｲﾊﾞｲ